HGギャン・クリーガー改造 ー最小の手間で最大の効果を目指す:その3ー

さて、その1その2までで、

コクピットの開閉
胸部インテークのディテールアップ
モノアイの可動化

ヒートサーベルの追加

といった改造を行いました。

【PR】
プレミアムバンダイ
今回は、武器を懸架させられるアームを ランドセルに取りつけてみようと思います。

ギャンクリーガー 改造

むずかしい作業ではなく、ランナーの余りを、ランドセル上面に接着するだけです。

(どうでもいいのですが、わたしは第一世代モビルスーツの背部推進機構をランドセルと呼んでいます。むかしは、第二世代モビルスーツの定義として、リニアシート、ムーバブルフレーム、そして大型バックパック、という三つが掲げられていました。なので、一年戦争時代を舞台にした第一世代モビルスーツでは、バックパックではなく、同時代の呼称である”ランドセル”を用いるのが正しいのでは、と思うわけです。)

さて、最終的にどんな ラックになるのかは お楽しみとしていただいて、ひとつ問題が。

ランドセルに武器、とくにランスを懸架させると、ビーム発振部分の方が重く、うまく懸架できないのです。

ギャンクリーガー 改造

そこで、ビームランスのビーム発振部分とは反対側に、カウンターウェイトを仕込むことにしました。

空洞には石粉粘土を埋めておき、さらに柄からも小型のビームナイフが 発振されるようにギミックを 追加しました。

スネの装甲裏にも石粉粘土を詰めておきます。

重心が下になるようにするためです。

ギャンクリーガー 改造

こうして あれこれと武装が充実してくると、腰に武器を懸架させておきたくなります。

ギャンが 地球連邦軍のRX計画機を 参考にしているのは明白なので、ガンダムやジムと同じように、腰にも武装類を ストックさせられるようにします。

ギャンクリーガー 改造

ここでも、2mm径のネオジム磁石が活躍。

1コだと保持力不足、かつ垂れると予想されたため、直線状に2コ埋めておきます。

ここでひとつ 悲劇が。

ギャンクリーガー 改造

無理な力をかけたため、わたしの二代目デザインナイフが折れてしまいました。

一代目は、ジムスパルタンをスクラッチしていたときでした。

まったく同じところがバキン、と折れてしまったのです。

また買い替えようとおもいましたが、

ギャンクリーガー 改造

まえから ちょっと気になっていた、100均のデザインナイフを試してみることに。

使用感は それほど悪くありません。

たまーに、刃の固定がガタつくのが気になりますが、わたしのように あまりキレイに作るのを目指さない人なら、この100均のナイフでも十分かと思います。

ついでに、ダイソー、セリア、キャンディで こういうものも売っていました。

ギャンクリーガー 改造

これはエレガントな機体に似合いそうです。

いずれオーラバトラーにも使えそうな素材だったので、いろいろ買ってみました。

化粧品コーナーをのぞき込むのは ちょっと恥ずかしかったんですが。

というわけで、まずはシールドに。

ギャンクリーガー 改造

ありがちといえば ありがち。

シールに厚みがあったせいで、すこし段差が気になるかな。

左側のネイルアート用の方が 薄いのでいいかも。

さて、次にビームランスのつなぎ目について。

他のモデラ―さんの作例を見ても、みんなビームランスの処理に難渋しているようです。

クリアパーツで構成されているので、つなぎ目に手のうちようがないんですね。

ギャンクリーガー 改造

わたしは、イエローのucレジンを塗って固めてみました。

結論からいうと、クリア素材なのでつなぎ目を消すことまでは かなわず。

ここまでの途中経過。

ギャンクリーガー 改造

重武装ですな。

このあと、水彩絵の具で墨入れとグラデーション塗装をほどこします。

hg ギャンクリーガー 改造

水でふき取るだけなので、たいへん気がラクです。

パーツ辺縁の濃淡も表現できます。

hg ギャンクリーガー 改造

ただ、このあとは

「100均パステルを指につけたあと、それをパーツの角にこすりつける/なすりつける」

というだけで かなりグラデーション効果が得られることが判明したため、水彩絵の具の出番は スミ入れのみになりました。

パステルでのグラデーション塗装は 古くから知られている手法ですが、筆すら使わずに「指でこすりつけるだけでヨシ」なんてのは大きな発見でした。

(もちろん、ベース色を少し濃くしたカラーを選ぶ必要があります。今回のギャン・クリーガーでは、紺色のパステルをこすりつけました。)

というわけで、次回は完成編です。

やそろく仙人

内科医です。模型やらTRPGの愛好家です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

inserted by FC2 system