ホントにザクとはちがう! HGザクから改造したHGグフ!
MS-07 グフ
地球降下作戦で電撃的侵攻を果たしたジオン軍であったが、やがて補給線が伸び切り、連邦軍との戦線は膠着状態に陥った。連邦製の従来兵器に猛威を振るったMS-06ザクシリーズであったが、重力下での作戦行動範囲の縮小と機動性の低下は、ジオン軍にとって火急に解決すべき課題であった。MS-07グフは重力下戦闘を前提にザクⅡを再設計した機体であり、ザクⅡとの共有パーツが40パーセント弱を占めながらも、すべての面においてザクⅡを上回るスペックを得ることに成功した。のちに開発されるMS-09ドムが平面的な機動を得意とするのにくらべて、グフは立体機動戦闘に適しており、多くのエースパイロットがグフを好んで搭乗した。
使用したマテリアル HGUC グフ(No.9)
HGUC ザクⅡ(No.40)
MAXファクトリー ブラスパイプ
ホビーベース フレキシブルパイプ
ガンプラエキシビション用の作例を製作中で、しばらくサイトの更新を怠っていました。
今回は、2016年に製作したグフをアップしようと思います。
製作過程の写真がないのですが、この作例は、HGUCザクⅡ(No.40)を素にして作りました。
ブックオフで素組みされたザクが300円で売られていたんですね。
それにHGUCグフ(No.9)のパーツを流用しています。ニコイチといえばニコイチですが、ザクの胴体をかなり削ってグフの胴体にしたので、個人的には「ザクとはちがう」と言いたい作例なのです。
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まず正面から。
2000年代のプロポーションならではの迫力があります。
左手のフィンガーバルカンの五指は、ホビーベース製のフレキシブルパイプに MAXファクトリーのブラスパイプをはめたものに置き換えました。
おかげでよく動いて表情豊かになりました(ちょっとポロリがあるけど)。
カンタンな加工の割に、効果が絶大です。
フィンガーバルカンといえば、初期アーマード・コアに登場した WA-Fingerを思い出します。たしか、<プロジェクト・ファンタズマ>だったような気が。
重装甲でフィンガーバルカンを撃ち続けて瞬殺、という必勝パターン。ファンタズマは ストーリー性もあって面白かったです。
コチラはお気に入りに一枚。
まさに鬼神。
こうした威圧感は グフならではですね。
グフという機体は、汎用機のザクをベースとしながら 極めて個性的ですよね。
大刀を持ち、電撃を発するヒートロッドも操る。
ものすごく肉食系です。
その一方で鈍重な印象は皆無であり、恐竜で例えればヴェロキラプトルの立ち位置でしょうか。
M.S.Gウェポンユニットのショットガンを装備させてみると、こんな感じに。
なぜここでショットガン? と思う方。
ショットガンを持つモビルスーツといえばケンプファーです。
で、ケンプファーは、もともと<0080ポケットの中の戦争>が企画されたときに、出淵先生がグフをイメージしてデザインされた機体なんですね。
なので、グフにもショットガンを持たせてみたくなったんです。
そのほか、MMP-80とか。
ジャブロー戦を彷彿とさせる、バズーカとか。
手持ち武器をアレコレ変えたとき、左手のが色んな動きをしてくれるのが ほんとに助かります。
キットの一体成型の左手のままだったら、どうしてもポージングが固くなってしまったことでしょう。
グフというよりもザクで言えるハナシですが、劇中でしばしばお尻を滑らせながら着地するシーンがあります。
サイド7侵入時などは印象的ですよね。
なので、リアスカートは派手にガリガリと削ってみました。
もともとHGUCザクⅡを改造したものですので、ザクの肩が余ってしまいました。もったいないので、同じブルーに塗装して、現地改修機にもなるようにしてみました。
新品のザクのパーツで修理した機体、という設定なので、右肩に汚し塗装はしていません。
最後にこの作例の大事な部分を。
グフを作るうえで、最大の課題がフロントアーマーに垂れ下がるパイプ問題だと思うのです。
あのパイプのせいでフロントアーマーの稼働が著しく制限されますよね。
そこで、やそろく仙人流の解決手段がコチラです。
まず、サイドアーマー付近のパイプを分割して、スプリングを仕込みます。
スプリングがむき出しにならないよう、MAXパイプで覆っておきます。
そして、フンドシパーツにもスプリングで連結します。
このフンドシパーツ自体も、別のスプリングで本体の股間と接続させるのですが、左右にぶらぶらしないように、プラ板でレールをしこみます。
ちょっとわかりにくいですが、股関節の真下に、ツノのようなプラ板が突き出ているのが見えるでしょうか?
フンドシパーツの裏側には、このツノ状のプラ板を刺しこむ四角い穴を穿っておきます(上の写真の左側)。
こうすることで、フンドシパーツは正中で安定するようになります。
フロントアーマーが前面に開く際に、フンドシパーツとパイプも連動するようになり、太ももの動きへの干渉がかなり減ります。
太ももとの接続軸自体も 適宜引き下げられるようにしました。
これで、太ももを挙げる動作時のクリアランスがさらにアップします。
ちなみに、パイプの横側はこんな感じ。
MAXプラパイプで覆ったので、内部にスプリングが仕込まれているようには見えません。
よもや、この横側に関節軸があるとは思うまい。
一連のカンタンな工作で、片膝立ちもごらんのとおり。
旧キットの08小隊シリーズのグフカスタムが眠っているので、同じ加工を施そうかなって思うこのごろです。
でも、まずはガンプラエキシビション用の作品を仕上げねばっ!
ところで、このごろ地震が多くて イヤな感じですよね。トラフだなんだと、またマスコミが はしゃいでいます。
コロナ如きで国民を煽りまくったことを 微塵も反省していませんね。
某予言マンガ家によると、2025年7月に日本に大災難が訪れるそうですが、災害とは断定できません。台湾有事かもしれませんし。
人間、いまできることをやるしかないですよね。
稼げるうちに稼ぎ、準備できる物は準備しておく。これに尽きます。