日本海海戦120周年――ハセガワ1/700戦艦三笠と秋山真之像を製作――動画アプリも。
戦艦三笠
南下政策を進めるロシア帝国に対抗するべく、日本帝国海軍は戦艦6隻、装甲巡洋艦6隻からなる「六六艦隊」を推進。戦艦三笠は、英国ヴィッカース造船所に発注、および1902年に竣工され、当時の世界最強の軍艦であった。三笠は日本まで回航されたのち、日本連合艦隊の旗艦として黄海海戦、日本海海戦などの日露戦争における主要な海戦を戦い抜いた。1905年5月27日14:05、バルチック艦隊と会敵した三笠は、艦隊司令官である東郷平八郎の指揮のもと敵前大回頭をおこない、敵艦隊を決して逃がさぬ決戦の姿勢をとった。波浪が高く、水雷艇による肉薄攻撃が封じられたものの、練度と士気の高かった日本帝国の水兵たちは下瀬火薬を充填させた砲弾を次々とバルチック艦隊に命中させていく。およそ30分で大勢の決着がつき、38隻からなるバルチック艦隊は全滅した。わずかな米と雑穀を食べながら、ひたすら養蚕に勤めてきた、全日本帝国国民の汗と血のにじむ努力が結実した瞬間であった。
2025年は、日本海海戦から120周年という節目の年になります。ようやく世間も「戦前の日本は邪悪な外道帝国」との 洗脳教育から解放されている感があります。このままの勢いで、日本の防衛は日本が行うようにすればいいのに、なんて思ったりもします。トランプ大統領も 在日アメリカ駐留軍への出費が少ないと せっかく言っているので、不満なら出て行ってもらえばいいのでは、なんて思います。沖縄での 米軍兵士のやらかし件数は、正直引くレベルですしね。ああ、でもコロナの狂騒っぷりすら まともに反省しない今の日本国民では、数日でロシアと中国に占領されてしまいそうですね。自分の国(生活)を 力ずくでも守ろうという度胸も、資金も持たなくなってしまったのは、誰のせいなんでしょうか。
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実は、本格的な艦船モデルを製作するのは 今回が初めてだったりします。
バンダイじゃないプラモデルですから、プラフスキー粒子は出ませんね。
どうしても アニメモデルを中心に製作していると、バンダイの宣伝力が強くて 他社製品にあまり手を出さないのですが、それは大変もったいなかったなぁ、と反省しております。
今回の三笠を製造、販売しているハセガワは、事前サーチでも高評価だったのですが 実際に作ってみて 納得の良キットでした。
いや、そもそもスケールモデルの経験が少ないので評価をする立場でもないんですけどね。
今回の三笠の製作記事は、ネオガンダムの記事を載せたら 随時掲載していこうと思っています。
(とりあえず5月27日掲載に 完成写真を間に合わせたかった)
ざっくりと製作の様子を書くと、
●当初はキットと木板シールのみで完成の予定。☞が、あまりにハセガワのディティールが素晴らしく、全部盛りにしようと方針を変更。
●その結果、キットを組んだ後になってから エッチングパーツを取りつける、という流れに。
●そもそも、艦船キットは ”製作中に だんだんと持てる箇所が無くなっていく”ことを知らなかったため、自分の指で 砲塔破壊を連発。
●海面の造形は ネットで見つけた、アルミホイル使用法を 見様見真似で製作。艦とのスキマは樹脂粘土で補填。
●張り線に難渋。。。手術で使うシルクブレード(保管期限が切れて廃棄)をほぐして 極細にした糸を使用。「場数です」と言われる所以を身に染みて実感。
という、初心者あるあるの連発でした。張り線の緩みは、大目に見てほしいです。艦船キットといえば、宇宙巡洋艦サラミスか、ガウ攻撃空母、ミデア輸送機、ホワイトベース、アーガマくらいですから。
なのに、こういう改造をしたくなる性分。
船窓を ひとつひとつピンバイスで開口し、蓄光レジンを窓として 充填しました。あと照明灯も。
部屋の電気を消すと、ぼやーっと光ります。
白黒写真で撮影した方が、もっと雰囲気が出たかもしれませんね。
あまりアップで見ないでください。張り線の緩みとか、アラが目立つので。
ちなみに、塗装は いつもの100均のアクリル塗料ですが、キットの原型色を活かすこととしました。
キットの色が やや濃い気がしたので、明るめの軍艦色を面の中心付近に塗り、原型色を面の隅に残すことで、グラデーションの効果を得られるようにしました。
よく見る 三笠の後ろ姿は、この角度ですね。
ちなみに、ちょっと 煙が白過ぎたかもしれません。日本の石炭は高品質で、燃焼効率が良かったそうです。
一方、ロシアの石炭は 英国の妨害工作もあって 質が悪かったらしく、煙がどす黒かったのだとか。これが、対馬沖で 日本の哨戒網に発見される要因のひとつに繋がったとかなんとか。
さて、ぐるりと 三笠を撮影しましたが、ここで面白いアプリをご紹介します。
「Story Z photo motion」という無料アプリです。
10分足らずの操作で こんな感じになります。
先日、Yahoo!かなにかで紹介されていたアプリなので、モデラ―の間でも話題になっているそうですね。
スマホで設定した時には うまく編集できた気がしたんですが、パソコンの画面で見直すと、波と一緒に 三笠の船尾が持っていかれてますね。修正しないと。
もしかしたら、砲弾が海面に落ちた時の水柱なんかも うまく表現できるかもしれません。ワクワクが止まりませんね。
さて、今回のキットは ハセガワの日本海海戦120周年記念キットであり、かの秋山真之のホワイトメタルフィギュアが付属しています。なお、ホワイトメタルとは、レジン樹脂と並ぶ、小数量産の模型素材です。プラモ狂四郎が武神像に使っていましたね。あと弁慶が鍋に入れて鋳造していた覚えがありますが、あれは弁慶ドムの手パーツに使うビニル樹脂だったかな?
さて、そんな秋山フィギュアですが。。。
わたしの塗装技術と 100均の筆では、ここまでが限界でした。。。
なんていうか、ブリキ感?
秋山参謀へのせめてもの償いとして、
はい、蓄光。
東郷ターンを模した 安定板を製作し、秋山参謀の立位保持を図りました。うまく塗れなかったお詫びです。
ダイソーの透明収納箱がジャストサイズだったので、キット付属デカールを貼っておきました。製作記事の際に、商品写真も載せようと思います。
秋山参謀に居場所に悩み、いちど箱に入れましたが なんだかなぁ。。。目が。
三笠は 記念艦として横須賀に現存しています(!)
戦後に荒廃した時期もありましたが、様々な人の尽力によって 艦橋やマスト、主砲などが復元されました。
ドレッドノート級戦艦以前の戦艦としては 世界唯一の現存艦らしいですね。
近代史に興味のある方は、ぜひいちど足を運ばれるのをお勧めします。
ではでは。