ガンプラ45周年ジオラマ-ホネの髄まで-1/144フルカラーモデルのグフ使用【製作3】
前回は足の工作をおこないましたね。
ちなみに、今回の工作にあたって、ひとつの決まりごとを設けました。
それは、「なるべく元の彩色を残す」です。
せっかくの貴重なフルカラーモデルですからね。
ですから、改造の際しては 余分に切り取りすぎたりしないように、慎重に加工していきました。
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いつものザックリ工作ではないぶん 時間がかかりましたが、ひとつひとつの工作が丁寧になった気がします。
旧キットのグフは、その1でもお伝えしたとおり 逆三角形のスタイルをしています。
このマッチョな プロポーションを活かしながら、可動性と下半身の ボリュームアップを目指していきます。
コクピット開閉ギミックを しこむスペースが十分にありそうなので 思いきって上の写真のように 分割しました。
さらに、腰の可動と 太ももの可動クリアランスを確保したいところでしたので、腰内部に 複数の可動軸をしこむことにしました。
ちょっとわかりづらいかもしれませんので、ペイントを使って、胴体部を横から見た図を作ってみました。
上の図のようにポリキャップをしこむことで、腰の可動とコクピット開閉ギミック、そして太ももの関節そのものを引き出す機構ができます。
まずフロントアーマーの内側に ポリキャップをしこみました。
このポリキャップに対して横向きに 太ももとの可動軸パーツを差しこみます。
こうすることで、太ももとの可動軸そのものが 下方に引き出されます。
以前アップした HGザク改造のグフでは、「グフの太ももが、ふんどしに垂れ下がるパイプのせいで挙がらない問題」の解決プランとして フロントアーマーと 腰パイプの横部分にスプリングをしこむ方式にしましたね。
今回は その方式とはちがうアプローチで攻めてみたかったのです。
それに、劇中でランバ・ラル対アムロが斬りあうシーンを見返すと、グフのコクピットって、ちょっと腰に沈んだ位置にあるんです。ガンダムが臍の位置なら グフは下腹部の位置)。
つまり、グフのコクピットは、フンドシやスカートに ちょっとのめりこんでいるようなんです。
この位置関係も考慮しながら 太ももの可動クリアランスを両立しようと考えた場合、関節機構そのものを引き出すしかないと思いました(元の激レアキットを 必要以上に切り刻みたくなかった、という側面もあります)。
サイドアーマーは 図のようにプラ板で補強して、スプリング固定することにしました。
コクピットと、腰の関節ブロックは接着固定する予定です。
つづく。