名キットのHGUCジム! 一番機は ほぼ素組み+簡単フィニッシュ法
RGM-79 GM(ジム)
一年戦争末期、「RX計画」で培った技術的フィードバックを受けて地球連邦軍で開発された量産機が、RGM-79 GM(ジム)である。高い汎用性と生産性を兼ね備えたジムは、瞬く間に連邦軍の各部隊に配備され、一年戦争の勝利の立役者となった。生産開始段階で、その拡張性の高さも注目されることとなり、短期間で数多くのバリエーション機を生み出すことにも成功している。
この作例は、2001年にHGUCジムが発売された当日に購入したものです。
90年代後半の ジムのヒーローたるブルーディスティニーの登場から、量産機が脚光を浴びるシミュレーションゲームの台頭、そしてグレートメカニックの発刊、と RGM-79ジムを尊ぶ下地が醸造されきった時期の発売でした。
当然ですが、このキットは いくつも手にしています。
今回の記事は、その一番機の紹介ですね。
そういえば、与田祐希主演の「量産型リコ」でも、20年以上もの間、HGUCジムは 名キットとして君臨しつづけているガンプラと紹介されていましたね。
(余談ついでに、量産型リコ2nd season第8話に登場したジオラマは、『How to build dioramas』で著名なシェパード・ペイン氏の代表作である、ハードランディングしたB-17爆撃機のオマージュではないでしょうか。←うがちすぎ??)
HGUCジムは 組みやすさ、価格、改造の余地を程よく残しているあたり、わたしも 100点満点のキットだと思っています。
このキットが発売された 2001年当時は、カプコンの対戦ゲーム「連邦対ジオン」が流行っていました。
ウェザリングが施された機体群が なんとも心地よかったのを覚えています。
この作例は、そんな「連ジ」のウェザリングをイメージしながら製作しました(と、記憶しています)。
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◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
正面から。
「まずはソースをかけないでそのままでお召し上がりさい」という感じに、ほぼ素組みです。
2020年代の過剰なスタイリッシュな造形ではなく、この日本人体型がいいんです。
簡単フィニッシュ法を覚えたて、かつ 合わせ目消しも 覚えたての頃です。
なんとか 合わせ目消しをラクできないかと考え、アンクルアーマーの分割線を ディテールだと言い張っていました。
2020年代の視点で見てこそ、可動範囲の狭さを言及しがちですが、必要な可動域は確保されています。
当然、ポロリはまったくありません。
関節に関しては無改造です。
ちょっと ときめきを感じてしまう横顔。
腰が引けた いわゆる「ジム撃ち」です。
マスターグレード版のジムは かっこよすぎでした。
あれで不満だったユーザーは、むしろ このHGUC版に歓迎ムードでしたね。
かっこよく 造形してはダメだなんて、そんなキャラクター、世界中を見ても ジムしかいませんよ。
ところで、このジムは無改造と言いましたが、すみません。ウソでした。
足首を なんかいじってました。
この時期は、ホビージャパン誌で アクチュエーターや シリンダーギミックが流行っていました。
(あとは、太腿の横軸ロール可動。いつもいつもいつもトールギスの肩が流用されていました)
それで、当時のわたしも、関節可動部にメカメカしい何かを 仕込みたくなったんですねえ。
これは、サイズの異なるスプリングを スネ側と足の甲側に 仕込んだお手軽なディテールアップです。
でも、なんかジオンっぽくなりましたね。
これがグリプス戦役時代の機体なら、連邦製と言い張ってもいいんでしょうが。設定にこだわりたい気持ちに、テクニックが追いつかなかった頃の 懐かしい思い出です。
ビームサーベルは クリアパーツではありません。
ガンダムマーカーの蛍光ピンクで 塗装したんだと思います。
そうそう。この機体色もガンダムマーカーを 重ね塗りしたものです。
わたしは このHGUCジムが 発売される前年あたりまで ホビージャパン誌で連載していた『ガンプラマスターへの道』という ガンプラ入門マンガを見ていました。
「ガンダムマーカーの重ね塗りは、さっき塗った方向と交差して塗る!」
コレ、いまでも忠実に守ってますよ、マスター。
あ、ランドセルにサーベルが 残ったままだ。。。
ジムといえば、被弾シーンも。
と、HGUCジムの一番機でした。
ジムの製作はこれだけでは終わりません。ジムキャノンもそうでしたが、このキットを元にして いろいろ改造を施しました。
随時アップしていきますね。
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