HGジムⅢとEGガンダムで、ジムⅢとヌーベルジムⅢの2機を製作した件
RGM-86R ジムⅢ/ヌーベルジムⅢ
地球連邦軍の量産機配備計画には、いくつかの誤算があった。ひとつは、グリプス戦役で連邦軍自体が分裂したことである。軍の組織がカラバとエゥーゴ、ティターンズ、そして正規軍に分かれ、各陣営が兵器会社を巻きこみながら独自のモビルスーツ開発競争を進めてしまったのである。さらに、アクシズ勢力が参戦したことでモビルスーツが恐竜的進化を遂げ、新型の量産機に求められる性能水準の見通しが立たなくなった点も挙げられる。このような背景のなか、旧式化したジムⅡを近代化改修して次期主力機の配備まで延命させようという計画が「ジムⅢ計画」である。ガンダムMk-Ⅱの設計を取り入れながら改修されたジムⅢは、ネオジオン軍の大火力モビルスーツ群に対抗しうる機体として実践に投入されていった。とくに新規設計機はヌーベルジムⅢと呼称され、改修機であるノーマルジムⅢよりも高出力なジェネレータとスラスターを備えていた。出力の向上に合わせて排気ダクトも4つに倍増し、ガンダムタイプに近い性能を発揮したとされている。
なかなか入手できなかったHGUCジムⅢ。
ようやく手に入れることができました。感涙。
さて、素組みを楽しもうか、あるいはヌーベルジムⅢに改造するか。数日悩みぬいた挙句、
「EGガンダムを芯にすれば、2機とも作れるんじゃね?」
と思いついた次第です。
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レジンを使った複製を駆使すれば、膝パーツなどを自作する手間も減らせます。ヴァルケンのときにレジン複製の流れは習得しているので、さっそくジムⅢとヌーベルジムⅢの同一パーツを複製することにしました。
ヌーベルジムⅢの芯となるキットは、作りやすさと低価格、可動性を両立させた神キット、EGガンダムを用いました。ほんっと、エントリーグレードは最高傑作のガンプラだと思います。
というわけで、元パーツと複製パーツはこんな感じに(左=ジムⅢ、右=ヌーベルジムⅢ)。
クリアレジンのパーツに付着している白いのは、石粉粘土です。
気泡やヒケを埋めて、表面処理を施しました。
見づらいと思いますが、レジンの中にネオジム磁石を封入しておいたので、肩部ミサイルポッドやシールドは容易に脱着可能です。
ヌーベルジムⅢの前腕部は、リアルタイプ武者頑駄無を製作したときに余った旧HGUCガンダムMk-Ⅱの前腕部を複製したものです。というか、わざわざ複製せずにそのまま使えばジャンクパーツ削減につながったと後悔。
さて、設定画をよく見ていただくとお気づきになると思いますが、HGUCジムⅢの脚部は、ZZ版ではなくユニコーン版に準じています。つまり、カトキデザインとなっています(『ユニコーンガンダム』シリーズはカトキハジメ氏がメインデザイナー)。
カトキ氏のデザインする連邦系モビルスーツは、スリッパを履いているのでわかりやすいですね。
このへんの変遷はちょっとややこしく、もともとジムⅢは『ZZガンダム』放送当時にカトキ氏のデザイン画を佐山善則氏がクリンナップしたものでした。カトキ氏の初案は、そのままヌーベルジムⅢに転化しています。
その後、『ユニコーンガンダム』放送に際して、佐山氏がクリンナップしたジムⅢを、再びカトキ氏がアレンジし直しているのです。
なので、ユニコーン版ジムⅢの脚部は、ZZ版ジムⅢというよりも、むしろ同じデザインラインに立ったヌーベルジムⅢの方がしっくりくるのです。
こうした理由から、EGガンダムの脚部はジムⅢに、スリッパを履いたカトキデザインのHGUCジムⅢの脚部は、まんまヌーベルジムⅢにまわしました。
そんなこんなで、できあがったのがコチラ。
頭部はジムⅢの複製を用いましたが、作りながら「まったくの別モノ」と気がつき、ほぼ石粉粘土でのスクラッチになりました。バイザー部分はクリアレジンです。
塗装は、一度プライマーを塗布したあとに、サーフェイス代わりのライトグレーのアクリル塗料を塗りました。その後、全体を青みがかった白(アイスホワイトというんでしょうか)で塗り、単調にならないように色味の違う白を部分塗装しています。
最後に、パステルで薄いグラデーションを追加しました。
アップにすると、肉眼では目立たないアラが際立ちますね。
左肩のパーソナルマークはオリジナルです。
ドクロの怨霊がジオンをまっぷたつ……。よほどジオンに恨みをもったパイロットですね。
デザイン上の制限もあって、可動範囲は狭いです。
とくに、首はまったく曲がりません。
ライフルはHGシルヴァバレトのものです。
ガンダムMk-Ⅳ製作時の余剰パーツですね。
ヌーベルジムⅢの出典となる『ガンダムセンチネル』を眺めながら、全体のシルエットを整えました。
で、コチラがZZ版のノーマルなジムⅢ。
脚部はEGガンダムを芯にしていて、膝アーマー、追加スラスターはレジン複製パーツです。
後ろから見ると、EGの関節だと丸わかりです。
一応、全身にパネルラインを追加して、上半身と下半身の情報量の統一化を図っています。
こうしてジムⅢとヌーベルジムⅢを並べてみると、両機体はだいぶ違うのがわかりますね。
てゆうか、実際に作りだすまで、こんなに頭部が違うなんて気がつきませんでした。ヌーベルのアンテナなんて1本だし。
昔のように、もっとガンプラが入手しやすくなればいいなあと夢想しつつ、今回の記事を終わります。











