HG版M1アストレイを徹底改修! 歴戦をかいくぐった、伝説の86番機【完成①】
MBF-M1 M1アストレイ
M1アストレイは、同国のモルゲンレーテ社で開発された汎用モビルスーツである。C.E.71年1月に機体の量産が開始されたが、運用ソフト面の開発が難航。同年3月になり、キラ・ヤマトの協力のもと起動OSが完成した。本機は主にオーブ軍の主力として活躍し、数々の戦場で運用された。M1アストレイの運用思想は高機動性に重点を置いているが、それを可能としたのは無重力下でのみ精製が可能な発泡金属の採用であった。地球と宇宙の両方に拠点を有するオーブだからこそ量産化に成功した機体ともいえる。
使用したマテリアル HG M1アストレイ
ホビージャパン誌 2013年10月号付録 カレトヴルッフ
ジャンクパーツ(HGUC アドバンスド・ヘイズルのバックパック、HGストライクルージュI.W.S.Pの斬艦刀など)
uvレジン
5月25日朝、ネットをつないでみると、早速うれしいニュースが。
「SEED FREEDOM 早くもアマプラへ」
どうやら6月から見放題開始となる様子。劇場での興奮をもう一度じっくりと味わいたいです。
さて、ハナシは変わりますが ガンダム45周年企画として、全国行脚のイベントが行われるそうですね。
その中でも、地元の模型サークルにガンプラの展示をさせる、というガンプラエキシビジョンなる企画が発表されました。
わたしもぜひ参加をしたいなぁ、などと思っていますが、応募規約や禁止事項などをよく読むと、ちょっと注意しないとならない箇所があるようです。
とくに、「デカールはガンプラ用のものじゃないとダメ」
という項目は、多くのモデラ―たちにとってうっかり見落としそうな一文です。
「展示作品レギュレーション」には細かな指定があります。バンダイ主催だからバンダイスピリッツ製ならなんでもいいのかと思うと、「30MMシリーズの流用はダメ」とか、色々です。しっかり目を通しておく必要があるようですね。
参加検討中の方、よくご注意ください。
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ともあれ、M1アストレイの完成です。
今回目指したのは、「情報量アップ」でした。
主に スジボリでのディテールの追加を テーマとしましたが、リアルグレード(RG)版ガンダムのように、「同じ白でも色味を変えて情報量を増やす」を 参考にしました。
製作編①や製作編②でも ご紹介したとおり、チップの追加(プラ板ではなく、ラベルシール!)や コクピット開閉ギミックも加えています。
握り拳は、RG版ストライクフリーダムのモノをレジン複製しました。
スジボリは苦手だったので、線が荒くなってしまいましたが、いかがでしょうか。
また、今回からスミ入れはグレーのアクリル塗料に、食器用洗剤を数滴垂らしたモノを使用しています。
界面活性剤のおかげで、毛細管現象が滑らかに起こりやすくなりました。
もちろん、スミ入れ前に 一度ツヤ出しのクリアーを塗布しています。
続いて、コクピットオープン。
ダメージ表現で歴戦感を表現してみましたが、いささかスミ入れの黒味が強かったかも。
なお、最後の仕上げとして 黒いパステル粉でシャドウをつけていますが、うるさすぎると思って ほんのりと付けただけです。
HG版M1アストレイのキットには、プラモオリジナル武装として 対艦刀が二つ付属していますが、どうもデカすぎるんです。
むしろ、バックパックに背負わせた方が、同時代のソードストライカーとの整合性もとれるんじゃないかと思います。
バックパック側と、刀を収納する鞘側に 100均のネオジム磁石をしこんでいます。
また、腰の方には ジャンクパーツと化していた、ストライクルージュI.W.S.P.の対艦刀を装備させました。
こちらの方が小ぶりなので、片手で扱う剣としては しっくりきます。同じオーブ製武装なので、設定も破綻しません。
鞘に接着させたネオジム磁石には、ごらんのとおり直接アクリル塗装を施しています。
磁石表面を600番ヤスリで荒らしておき、なおかつプライマーを塗っておけば、塗膜は割と強固になります。
このへんで、適当に何枚か並べてみます。
キット付属の大剣、というか長剣は、両手で把持させた方が似合うでしょう。
今回、アストレイを作りこんでわかったのですが、アストレイ自体が サムライとか武士をモチーフにしていることを よく実感しました。
後発作品のビルドシリーズで戦国アストレイが登場するのも納得です。
腰に刀、背中にも大剣。ビームライフルにもネオジム磁石をしこんでいるので、腰にマウントできます。
「こんなんじゃ身動きがとれず、M1アストレイの機動性が犠牲になるじゃないか」
という批判が聞こえてきそうです。
まあ、あちこちにハードポイントがあって、両方の刀を バックアップにマウントさせることなんかも できますが。
これはこれで、スタビライザーっぽく見えなくもないかな。
というわけで、まずはM1アストレイをアップしました。
設定は、数々の激戦をくぐり抜けてきた、歴戦の機体ってことで。
86番機というのは、単にわたしが八十六を名乗っているからです。
次回は、カレトヴルッフを装着させた完成版パートⅡをお届けしたいと思います。