1/144 MS-06R高機動型ザク 旧キットとORIGINザクをミキシング!
MS-06R 高機動型ザク
<機体解説>
ジオン公国軍のザクII F型 (MS-06F) は高い汎用性を有する機体であったが、前線の兵たちからは更なる性能向上型の機体が求められた。このことから、ジオニック社開発本部で佐官待遇を受けていたエリオット・レムは、ザクIIの設計を見直し、宇宙空間用に特化されたR型を開発した。R型はフレームやジェネレーターなどの内部構造に大幅な変更が加えられ、燃料搭載量増量のために通常のMS-06F型よりも太めのスタイルで設計されている。のちに、MS-09リック・ドムと次期主力機コンペティションで争うことになるMS-06R-2型は、YMS-14ゲルググ試作機に連なる高性能機であり、「その姿、ザクにしてザクにあらず」と称された。
大幅に向上した推力に比例して推進剤の消耗が激しく、稼働時間はS型以上に短くなっている。このため制御が難しく、現場では燃料補給用に随伴する機体を要する例も少なくなったが、それに見合う性能の高さから熟練のエースパイロットたちからの人気は高く、配備の希望が殺到した。パイロットの間では「R型を受領するのは、連邦のサラミスを撃沈するより難しい」とまで評されたという。
R型の総生産機数は派生型を含めて78機とするのが定説だが、100機あまりとする説もある。
機体コストが高く、ほどなくして恒常的生産ラインの中止を余儀なくされたものの、熟練パイロットからの注文生産という形でR型の製造は続けられたといわれている。
本機の名称は、R-1、R-1A、R-2、R-3S型はいずれも「高機動型ザク(II)」あるいは単に「ザクII」とされるのが一般的である。RP、R-2P型は当初は型式番号のみであったが、のちにどちらも「試製高機動型ザクII」とする資料がある。(一部wikipedia、および旧キット説明書の機体解説より引用)
使用したマテリアル ORIGIN版 1/144 ザクⅡ
旧キット 1/144 MS-06R 高機動型ザク
HGUC No.40 1/144 量産型ザクⅡ
旧キット 武器セット
アクリル塗料
ついつい解説が長くなってしまいました。
MSVは、機体解説だけじゃなく MSVという企画が成り立った時代背景や、ホビー業界にどのくらい影響を与えたのか、語るのに尽きない話題なんですよね。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
高機動型ザク、完成です。製作記事は☞コチラ
右足に部隊章をペイントしました。
グラナダ防衛隊所属ってことに。
もしかしたら、この機体は 終戦まで生き延びているかもしれませんね。
でも、PS2ゲーム「宇宙、閃光の果てに」のグラナダ戦では、サラブレッド隊を迎撃すべく06Rも出撃していましたから、フォルドのガンダム5号機と対峙したかも。。。(←蛇足ながら、元々のM-MSVでは フォルドの5号機はグラナダ戦ではなく、ア・バオア・クー戦に参加して未帰還、という設定になっています。ゲームのストーリー上の都合で 改変されたようですね。)
こんな妄想も、ガンプラならではですね。
バックショットはこんな感じ。
チッピングでの塗装剥げ+ダメージ表現が効いていますね。
そりゃー。ズドーン。
関係ありませんが、TV放送中のガンダムを字幕放送で視聴すると、効果音まで擬音で表示されます。
イオ・フレミングとダリル・ローレンツの死闘の間に、擬音が表示される様子は なかなかシュールです。
さて、このバズーカ。
旧キットの武器セットにある、ザクバズーカを使用しています。
バズーカ砲身の先端を切り離し、WAVE社のプロペラントタンク(G・タンク)を切り詰めたものを接着しました。
これが、まさに黒い三連星の使用していたバズーカです。
どうも、このバズーカは320mm試作バズーカ「LB16K」という名称らしいのですが、わたしは初出(厳密な初出ではないのですが)同等といっても過言ではない、勝呂氏のMS-06R作例から由来をとって、「勝呂バズーカ」と呼んでいます。
どこかで見たことないですか? 06Rが無造作にバズーカの砲身を掴んで 加速しようとしている作例。
あれが勝呂氏のザクです。
ストリームベースといえば、プラモ狂四郎にも登場した関係で、小田氏、高橋氏、川口氏の三名が有名ですが、勝呂氏の存在がなければ成立しえなかったのです。
入手困難な設定画などを 勝呂氏が調達してきたおかげで、ストリームベースは あのハイペースで緻密な作例を連発できたのです。
このへんの詳細は、小田雅弘氏の「ガンダムデイズ(トイズプレス出版)」にて描かれていますが、SNSなどなかった時代のハナシですから、勝呂氏の奔走ぶりは想像に難くありません。
そんな思いをこめながら、このバズーカを作製しました。ん、変ですか、わたし?
脚部では、パイプの付け根が軸可動するように 工作を追加しました。
俯瞰(ふかん)での撮影。
06Rには、やっぱりバズーカが似合いますね。
コチラはオマケです。
旧ガシャポンのMS-06R高機動型ザクをレジンで複製し、着色してみました。
この時代のガシャポンが一番好きです。
今回、ずっと つくっておきたかった高機動型ザクを完成させることができて、達成感もひとしおです。
ではでは。