ダンバイン40th記念! ダーナ・オシー旧キットのフル改造 ー製作編 その1ー
2022年の冬に突如リリースされたHGサーバイン。その熱量が冷めやらぬ翌3月には、ダンバイン旧キット群が再販されました。
当然、わたしも可能なだけオーラ・バトラーのプラモを購入しました。
そして、サーバインの時に妄想した「ハイファンタジーとしてのダンバイン」に似合う造形を目指そうと思います。
カンタンにいえば、HGサーバインの隣に置いても違和感がないように改修・改造するってことですね。
今回製作するのは、コチラのダーナ・オシー。
このランナーの少なさに ホッとしますね。
で、まずは素組みをしました。
キットの頭部の位置は、設定画とくらべて ニンゲンと同じ位置にあります。
もっとアイーンのポーズとか ジャミラみたいに、頭部自体が前傾になればいいのかな、と思います。
でも、このキットって、とんでもない傑作だったんです。。。
いや 驚きました。
見てください、この可動範囲。
可動軸も非常にユニーク、かつ効果的に設けられています。
ポリキャップを仕込まないぶん、関節部は小さめに設計できたのでしょう。
なんと、膝は二重関節!
(このキット、80年代の初頭に発売されたものです。)
デザイナーである宮武さんの関節部構想が 秀逸だったこともあるのでしょうが、それをプラモに落としこんだ職人さんに脱帽です。
ふくらはぎも見てください。装甲表面が梨状表現されています。
頭部については、生物感を出したかったのでスクラッチします。
コーラのペットボトルのキャップを土台に、100均の石粉粘土で形状を出しています。
ボトルキャップの表面には、滑り止めのためにデザインナイフで幾筋もキズをつけています。
たっぷり水を塗るようにしながら、使い捨てのプラ製コーヒースプーンをスパチュラ代わりにします。
黒のアクリルを全体に塗って、細部のディテールを確認していきます。
眼窩(眼球のおさまる窪み)をあけたほか、不気味な口もつくりました。
人間の口を90度反転させたような、縦方向に長い口です。
ちなみに、わたしが主に参考にしているのは、ネット検索で表示される先人たちのリアルな造形画像です。
「オーラバトラーリアルポージングロボット」と、ウェーブの「毒島孝牧氏のガレージキット」です。
わたしは可動モデルで 仕上げようとするぶん、関節構造にちょっと違和感が 出てしまいますが。
プロの造形画像を眺めるだけでも 時間を忘れながら感嘆の吐息が出てしまいます。
つづいて、ランナーに100均uvレジンをつけて、ポールジョイントを作ります。
これは、股関節に使おうかな、と思っています。
レジン表面には木工用ボンドを塗布して、乾かしておきます。
市販品ほどではないにせよ、まずまずの保持力になりますよ。
コチラのパーツは大腿部。ロール軸を追加してみます。
大事なところを撮影していないんですが、ロール軸の受けになるパーツ、つまり、股関節パーツは石粉粘土で自作しました。
筋肉繊維のモールドをつけてあります(粘土が固まる前に、デザインナイフを押し当てるだけでOK。彫らずにモールディングできましたよ♪)
製作編2へ続く。
【PR】