【緊急祝砲!】HD-2Dリメイク版ドラクエⅢ発売を祝し、樹脂粘土で女賢者フィギュアを製作!
おんな賢者(DQⅢ)
ドラゴンクエストⅢにおける”けんじゃ”は、”そうりょ”と”まほうつかい”の両方の呪文を使いこなし、かつ様々な武装も装備可能な万能職である。とくに女賢者の容姿に魅せられたファンは多く、マーニャ、ゼシカ、バーバラ、マリベル、セティアと並ぶ、ドラゴンクエストシリーズ屈指の人気キャラクターである。ファミコン版のあぶない水着着用画や、スーファミ版の端麗でストレートヘアにマイナーチェンジされた立ち姿などが代表的で、一部の薄い本においても、需要が途切れないことで知られている。
使用したマテリアル 樹脂粘土
アクリル塗料
uvレジン
本日6月19日の朝、ふとネットニュースを見て おどろきました。
ついに、HD-2D版ドラクエⅢの発売日や対応機種などの詳細が 発表されていたのですから。夜中に、こっそりと。
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かの柴田亜美先生も、たまたま このニュースを見つけてツイッター(いまは「Ⅹ」でしたか)に投稿されていましたね。
個人的には、HD-2D版ドラクエⅢの発表は もうすこし先であろうと思っていました。すくなくとも、ニンテンドースイッチの後継機について もう少し詳細が発表されてからかな、なんて。
でも、よくよく考えてみれば、イマドキのサードパーティソフトは、対応機種をどこにするかなんて あまり気にしていませんよね。
むかしは 任天堂幕府を裏切るかどうか、新興勢力のソニーにつくかどうか、なんてハード機大戦があったものです。
有名なファイナルファンタジーⅦなどは ソニーの後押しもあって、「プレステを買って備えておけ」と言わんばかりのテレビCMを 一年近く 説教のように流し続けたものです。
このあたりの変遷は、コチラの本が大変面白かったので、ゲームやゲーム機大戦のハナシが好きな方はご一読ください。
偶然、市立図書館で手に取って借りたのですが、夢中になってしまいました。
さて、ドラクエⅢに戻ります。
今回のHD-2Dリメイク版は もちろん楽しみなのですが、わたしの心の奥底に ずっと引っかかっていたものがあるのです。
それは、ファミコン版ドラクエⅢを ちゃんとクリアできていないことなんです。
なんとか兄弟で サマンオサあたりまではいけたんです。
でも、決まって冒険の書が消えてしまう。
今でこそ、You tuberの4STさんの動画などを拝見すると、「でろでろでろでろ」の トラウマBGMが流れ終わる前にリセットすれば、すんでのところで 冒険の書が消えるのを防げる、というお話もあるのですが(BGMが鳴り終わったときに、内部データの削除プログラムが実行されるそうです)、むろん、当時はそんなことは知りません。
スーファミ版、そしてスマホ版は真のラストダンジョンも含めて クリアすることができましたが、なんというのか、やっぱり原典を無視してしまった感が 残ってしまうんですね。
そこで 先日、再販されたばかりのコイツをGETしました。
レトロフリーク!
ファミコン、スーファミ、ゲームボーイ、メガドラなどなど、様々なレトロゲームを遊べる夢のようなハードです。
特筆すべきはセーブ機能。
ファミコンカセット内部の保存バッテリーは すでに寿命を迎えたものが多く、冒険の書は役に立ちそうにありません。
しかし、レトロフリークならば、ゲーム機本体にセーブできるのです。
さらに、ファミコンカセットのゲームデータそのものまで インストールして遊べますから、個人で楽しむ範囲であれば、いちどカセットのデータを読み取りさえすれば、ゲーム機本体のみで プレイができるのです!
「いつまでたってもスマホ版が出ない」そんな名作などは、カセットさえ手に入れられれば、もう一度プレイが可能になります。
と、レトロフリークのお話はここまでにしておきます。
ちなみに、ゲーム画面はコチラ。
下の宝箱は アイツです。
さきほど「はじめての全滅」を食らったところです。
(こっちのHP60しかないのに、ダメージ103ってのは、オーバーキルすぎます。)
そんなわけで、ファミコン版ドラクエⅢに再びハマった矢先に、HD-2D版のニュースが飛びこんできたのです。
これは、しっかりお祝い記事を掲載せねばという気になってしまい、本来は、バイファムキットのウグの製作記事その1のつづきを乗せる予定だったのを 変更しました。
さて、樹脂粘土細工の工程はコチラ。
100均の樹脂粘土に絵の具を混ぜこみ、うすだいだい色にしておきます(うすだいだい とは、旧称のはだ色のこと)。
そして、粘土をペットボトルのキャップに 押しつけて固定させたあと、びしょびしょに濡らしながら 顔を整形していきます。
このとき、ペットボトルのキャップには、あらかじめデザインナイフで大量のキズをつけ、粘土が食いつくようにしておく必要があります。
整形に使った機材は、ホントはスパチュラがいいのでしょうけど、わたしは そんな上等な武器を持っていないので、使い捨てのコーヒースプーンを使用しました。
乾いた後は、800番→1000番の順に、サンドペーパーで表面を整えます。
そして、息を止めながら目を塗装していきます。
今回で、ヒトのクレイフィギュアを製作するのは 四回目になりますので、ちょっと要領は覚えてきました。
ちなみに、樹脂粘土の使い方に慣れるため、ドラクエのモンスターたちを クレイフィギュアにしてみたサイトも運営しています。習作ばかりでお見苦しいのですが、お時間のある方はコチラにどうぞ。「ドラクエフィギュア つくるんです」
素人にしては、まあまあ。
と、自画自賛してみます。本来の鳥山先生のキャラに寄せようと思いましたが、ちょっとムリだったんで慣れた描き方にしました。
鳥山先生の描く女性キャラを目指そうとしても、ホントはニッコリした目になるハズなのに、わずかに線がずれるだけで エロ目になってしまうんです。
今回使用した筆も100均のものですが、瞳の一番細かい部分だけは、さすがにちゃんと模型屋で購入した 極細の面相筆を使いました。
わかりにくいですが、指も一本一本分けています。
本当はもっと製作写真があるんですが、パンツ一丁だったりして某検索エンジンに「なんと破廉恥な」と怒られそうな気がしたので、アップは自粛しました(本サイトは清く正しいサイトを目指します)。
というわけで、フィギュアの完成写真がコチラです。
着脱機能を持たせたかったので、マントはあきらめて 同色のマフラーにしてみました。
違和感はないですね。
転ばないように、足には透明なuvレジンをくっつけています。
気がつかれなければ、わたしの勝ちです。
こんな感じで着脱。
雰囲気が変わって面白いですね。
さて、今回 ファミコン版ドラクエⅢを あらためてプレイしてみて思ったのですが、ゲームバランスの絶妙さがスゴイですね。
さりげなく アリアハン編をチュートリアルとした作りもスバらしい。
特に実感したのが、ゲームの難易度。
スーファミ版やスマホ版と比べると、ファミコン版は少し難易度が高いように錯覚してしまうんですが、それもそのハズ。ブーメランやらチェーンクロスやら 全体攻撃武器がないからです。
あれらの武器はドラクエⅤが初見で、非常に便利ではあったのですが、「じゅもん」の優位性を低くしてしまいました。
「じゅもん」のありがたみを無くしてしまった、と言ってもいいでしょう。
ドラクエⅥになると、「じゅもん」が得意なバーバラは 戦力としてキビシくなり(代わりに攻略本でアイドルとしての活路を見出しましたが)、現代のドラクエウォークに至っては、もはや「じゅもん」は形骸化しています。
思い出してみてください。スーファミ版やスマホ版のドラクエⅢにおいて、「ギラ」や「バギ」は活躍しましたか?
カザーブで買えるチェーンクロスで事足りてしまい、「まほうつかい」の存在感は ありませんでしたよね?
MPを5消費する「イオ」を唱えるより、ノアニールで手に入れたブーメランを連発すれば、ピラミッド攻略もラクチンになるに決まっています。
ハッキリいえば、全体攻撃は「じゅもん」の専売特許とするべきなのです。
そのほか、ファミコン版では 標的の自動変更機能がなく、倒そうとする敵が先に別のキャラによって倒された場合、行動がキャンセル扱いになります。
おおがらすを 「ゆうしゃ」と「ぶとうか」で狙って、先に「ぶとうか」が おおがらすを倒した場合、「ゆうしゃ」が攻撃先を他の相手に自動変更するわけではありません。
これが不便であるからこそ ドラクエⅣ以降で 仕様が改善されたわけですが、この不便さが、かえってバトルに緊張感をもたらすのです。
「ぶとうか」がもし打ち漏らしたら、次に攻撃力の高い「ゆうしゃ」ではなく「そうりょ」に 攻撃させたほうが効率的。「ゆうしゃ」は別の元気な敵に充てればいい。
という風に 戦略をめぐらせるからこそ、飽きがこないのです。
ファミコン版ドラクエⅢが難しいのではなく、リメイク版が当時のライトユーザーに迎合して甘くなりすぎた、といえるのではないでしょうか。
たぶん、FFを過度に意識したり、ライトユーザーに迎え入れてもらえるようにしたり、という変遷を経て、甘党になってしまったのでしょう。時代の流行というものがあるのでしょうから、当時はそうするしかなかったと思いますが。
それが良くない、と言うのではないんです。
これまでのリメイク版も バランスが再構成されていて楽しめましたから、「これからドラクエをやろう」という方にはおススメです。
ですが、やっぱり原典って大事なんですね。
わたしもRPGツクーラーですので、ファミコン版ドラクエⅢをプレイしてみると、「何度もテストを繰り返したんだな」というのが伝わるんです。
マジメなハナシですが、外国人の政治家のスピーチだって、通訳や訳文じゃなく ナマの英語の方をちゃんと聞くと、ずいぶんと訳の内容と違うなあ、と思うときがあります。「a」なのか「the」なのかだけでも、伝えたい内容が 大きく変わるものですが、たまにいい加減に訳されています。
医学のガイドラインにしてもそうです。原著論文にまで目を通すと、ものすごいバイアス(統計上の偏り)があって、「ホントに この程度の幼稚な統計を根拠にしてもいいの!?」と二度見してしまうことも少なくありません。
そういうガイドラインの上澄みばかりを 知ったかぶる同職種を見ると、残念な気持ちになったりします。
マスメディアの報道にしても、コロナワクチン接種会場で亡くなった方は「因果関係不明」と曖昧にしたままですが、紅麹サプリで亡くなった方には、「このサプリのせい」と即決定しました。両者がどうちがうのか、一応わたしも医学統計で医学博士号を取得した身なのですが、イマイチよくわかりません。
と、ずいぶんと脱線しましたね。
きっと わたしも女賢者に褒めてもらいたくなったのでしょう。
ともあれ、HD-2Dリメイク版DQⅢ、お待ちしています!
でも、ドラクエ恒例の「延期」はないのでしょうか。。。
発売日が リメイク版ロマサガ2の一か月後、というあたり、購入層がブッキングしそうな気もしますが。
DQは他のソフトに配慮してクリスマス商戦を外すことになっているそうだから、延期するなら3月かな? というのは わたしの独り言です。
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