ヴァルケンのゾアフレムがプラモで発売されないから、スクラッチしよう【製作】
さあ、Nintendo switch版ヴァルケン-DECLASSIFIED-の発売が目前に迫ってきました。
年末にヴァルケンのプラモ再販記事を見かけてから、ずっとヴァルケン熱が続いていました。
ちょうど、1/72 ヴァルケンをスクラッチして、勢いに任せてシュメルツにとりかかった頃に、DECLASSIFIEDの一報を見かけたものです。
今回は、誰にも知られなくていいので、コッソリとヴァルケンの完全復活+αを祝して、プラモ化の前例のない(たぶん)ゾアフレムの立体化を目指そうと思います。
それは、「なるべくシンプルにつくる」です。
関節の自作や 発光ギミック、コクピット開閉なんかを しこむのも楽しいんですが、なんとなく、まごまごしていると、ゾアフレムがプラモ化して、今回の企画の新鮮味が うすれる気がしたからです。
あと、わたしなどの記事を参考にする人が いるかどうかわかりませんが、立体化にめぐまれない機体だからこそ、
「ん、このくらいなら俺でもできるじゃん」
っていう工作にとどめて、より多くの人に立体化してもらいたいなあ、と思ったからです。
わたしなどのシロート記事を参考にされる方がおられるかどうか疑問なんですけどね。
というわけで、まずはこの写真から。
そうです。
いきなりギラ・ドーガです。
なぜコレかというと、近くのセブン・イレブンで、棚おろしの半額コーナーで安売りしていたからです。
中身はこんな感じ。
食玩くらいなら許されるのでは、と思い、本業の当直中、時間の合間につくりました。
うむ。かっこいい。
小説版(ベルトーチカ・チルドレンの方)の挿絵風に。
こいつを素体にしてみようと思います。
頑丈そうなフレーム構造を流用できそうでしたし、ギラ・ドーガの脚部が ゾアフレムのイラストに似ていないくもなかったからです。
「凝ってはいけない」
を念頭に、思いきってこうしてやりました。
無遠慮に 石粉粘土を盛りつけます。
レズンは涙目ですね、きっと。
さて、問題はフェイス部分。
シュメルツのときもそうでしたが、ゾアフレムも、顔面の詳細が不明瞭なんです。
アスキーの公式ガイドブックだと、まるでグリムロックみたいなゴーグル型カメラをつけているように見えます。
一方、冒険企画局の方の「ヴァルケンのすべて」だと、モノアイです(DIO様みたいに 顔は黒く塗りつぶされています)。
迷ったあげく、シュメルツはデュアルアイにしたのと、ライバル機のヴァルケンを あらゆる面のスペックで凌駕していることをイメージするため、モノアイにしました。
写真は、赤いクリアパーツのランナーを切って埋めこみました。
軽くするため、最外装部は樹脂粘土を使用。
これがとりあえずの 全身像なんですが。。。うーん。
バランスが変なの、一目瞭然ですよね。
頭部がダサいし。手抜き感満載。
これが、欧州アジア連邦の高性能機?
いつもの、サフ代わりのグレーアクリルをしてみましたが、やっぱり違和感。
けっきょく、このあと塗装まで続けるのですが、塗ってからもアタマのデカさはどうにもならず、作り直しました。
そうそう、順番が前後しましたが、重心を下方に保ちたかったので、足裏の肉抜き部分には 重たい石粉粘土をつめこみました。
細かいディテールをつけてもよかったんですが、(粘土が乾く前に、かるくナイフを押しつけるだけ)今回は作業量を減らしたかったんで、バーニア風のディテールを つけるだけにしました。
ダイソーのuvレジン容器。
この円錐状キャップをおしつけました。
1秒で終了です。
それと、ゾアフレムといえば ファンネル、もといアンファンです。
攻撃端末を宙に浮かすための 透明ポールをuvレジンで作っておきます。
まず、ペットボトルのキャップに レジンをうすく塗布。
わかりにくいですが、上の写真の右あたりに、なにか垂れていますよね? キャップの「あける」の「あ」のあたり。
これです。
まずは これにuvを照射して、支柱の台にします。
その後、なんでもいいんですが、しんちゅう線にレジンを塗って、uvで硬化させます。
それを剥がせばストロー状支柱が完成。
この支柱と、最初に作った 平たい”台”を、同じ素材のレジンで結合すれば出来上がりです。
これも、5分で できます。
さあ、誤魔化すための化粧の時間です。
みなさんは ゾアフレムの色って、何色をイメージしますか?
イラストをみると、「赤」のイメージがあるかと思いますが、わたしは「黄寄りのオレンジ」なんです。
古いブラウン管で、色味がおかしかったのと、わたし自身が色弱だからかもしれませんね。
普段は行き当たりばったりで調合します。
今回、たしか赤色:白色・金色:黄色=1:2:3:4くらいの比率だったと思いますが、各個人のイメージに従えばいいと思います。
マーキングも済ませて、最後にスミ入れ。
なんとなく、ジ・Oっぽい。。。
さて、頭部はちゃんと作り直されたのでしょうか。→完成記事をどうぞ。