アロウズの尖兵といえばコレ! 悪人面がシビレる HG1/144 ジンクスⅢ

GNX-609T ジンクスⅢ

<機体解説>

ソレスタルビーイングを壊滅させたGN-Xの後継機として、地球連邦軍に配備された機体である。初代GN-Xとくらべて生産性を重視されたことから、単独での性能はやや低下したものの、GN粒子制御装置の小型化や、パイロットの習熟度向上にともなう操縦補助装置の撤廃などにより、量産機としての完成度はきわめて高い。ソレスタルビーイングが再び活動を開始した際には、連邦軍の主戦力として戦場を駆け巡った。

使用したマテリアル HG 1/144 GN-X Ⅲ

このジンクスⅢ。

ちょうどダブルオー放送中に、アロウズ側の機体も手元においておきたくて おもわず買ったプラモでした。

オーバーフラッグ量産型エクシアとつづいて、やはり対峙する相手役がいないと。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

さて、全身はコチラ。

ジンクスⅢ

トランプの兵隊みたいな不気味さが なんともいい感じ!

ジンクスⅢ

このころの ガンプラは、MGとHGシリーズで培われた技術が 随所にフィードバックされるようになっています。

そして、ダブルオーシリーズ自体が野心的な設計をして、その後につづくAGEのガンプラで、2020年代まで連なる ハイレベルな可動設計の基本が完成しました。

そういった意味では、ダブルオーシリーズのプラモデルといえば、かつてHGUCのキッカケとなった、08小隊シリーズの1/144グフ・カスタム、または ガンダムWシリーズの1/144トールギスのような 歴史的立ち位置にあるのかもしれません。

2000年代初期の改造作例では、みーんなトールギスの肩を股関節に移植してましたよね。

ジンクスⅢのアップ。

ジンクスⅢ

この能面のようなフェイス、なんとも素晴らしいデザインです。

4つ目かとおもえば、口をムッとむすんでいるようにも見えます。

悪のカリスマっぽさがなんともいえません。

肩の可動もごらんのとおり。

のちに発売される、ORIGIN版ザクの構造そのものですよ。

ジンクスⅢ

ただ、本キットの欠点もあります。

それが、パーツのポロリです。

ジンクスⅢ

接着してしまえば済む部分もあるのですが、ごらんの足首アーマーなどは可動箇所のため固定するわけにはいきません。

後ハメ式の短所といえるでしょう。これを解決するには、軸を少し太らせるくらいです。

とはいえ、2020年代現行キットに通ずるアクション性とプロポーションを両立した好キットであることに ちがいはありません。

ジンクスⅢ

巨大なランスで突撃するジンクスⅢ!

銃を構えるポーズもよく似合います。

ジンクスⅢ

ジンクスⅢ

設定上はガンダムに匹敵しそうなのに、劇中では雑魚扱い。

量産機の悲しき宿命ですね。

やそろく仙人

内科医です。模型やらTRPGの愛好家です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

inserted by FC2 system