HGジムストライカーは改造するほど応えてくれる名キット!【改造】
さて、今回はHGUCジムストライカーです。
このところ、RPGツクール熱が再フィーバーしたあと、テーブルトークRPG熱がふつふつと たぎりだしていたせいか、工作編の紹介がおろそかになっていた感があります。
そこで、2021年頃に改修したジムストライカーを紹介しようと思います。
ところで、ゴブリンスレイヤーをご覧になっている方はおられますか?
アレ、思わずニヤリとしてしまうような テーブルトークRPGの小ネタだらけなんで、90年代のテーブルトークRPGや ゲームブック世代の 同窓会みたいな作品ですよね。
もっとも、わたしの周りにはテーブルトークRPGを知っている仲間が皆無ですし、他のひとと ネットをつなぐ時間もないので、ソロアドベンチャーがメインですが。
さて、本題にもどしましょう。
今回の主な改造ポイントは、以下の3点。
●股関節にロール軸をもうける。
●腰を反らす可動軸をもうける。
●イカリ肩にできるように、肩関節に軸をもうける。
「ガンガンと接近戦をいどむジムストライカーの勇姿を再現する」
というテーマを決めて 改造にとりかかりました。
まずは、股関節のロール軸。
手っ取り早くいきたかったので、EGガンダムのロール軸パーツを uvレジンで複製。
軸が折れないように、レジンの中には しんちゅう線を仕込んであります。
受け穴には、ジャンクパーツから余剰ポリキャップを拝借。
ポリキャップが収まるように、内部を適度にカットします。
その後は、石粉粘土でポリキャップとのスキマを 埋め立てながら、整形します。
差し込み軸がレジンのままだと スポスポ抜けてしまうので、レジン表面をヤスリで荒らしたあと、木工用ボンドを薄く塗って 滑りにくくしておきました。
それでも 何度も動かしているうちに どうしても抜けやすくは なりますが、ボンドを薄く塗りなおすだけで すぐに解決します。
それをストレスと感じるかどうかですが。。。
安価、かつカンタンではあります。
ついでに、股関節もこうしちゃいました。
なんとなく、思いつきでぶったぎりました。
作業工程を増やすと完成しなくなるのですが、つい思いついてしまったので 仕方ありません。
ちょっとわかりにくいですが、内部に軸を仕込みました。
これで、股関節自体にもロール機構が加わりました。
ジムストライカーは ババっと踏み込んで 間合いを詰める機体なので、脚の派手なアクションを できるようにしたかったのです。
次に、腰ですね。
ごらんのとおり、パーツを分割。
2020年代のキットなら スタンダードに分割されている部分です(そのぶん、パーツ数と価格が増えていますが)。
かなり はしょっていますが、腰パーツには差し込み軸を設け、それを受けるポリキャップ機構を内蔵します。
胸部パーツの内部には、ポリキャップがハマる軸を追加しておきます。
見えにくいんですが、白いプラ板で製作したポリキャップ機構のパーツ。
その底面に穴が空いていますよね? その穴が、腰パーツの軸にハマるんです。
すると、胸部パーツはポリキャップと連結したあと、上下に動くようになる、という寸法です。
あとは、腰パーツに内部を隠す壁を追加したのと、肩関節がイカリ肩になるように加工しました。
イカリ肩への加工は、今回の改造の中でもっともカンタン。
単純に、胸部パーツの首から肩にかけての天板を けずるだけです。
肩のアーマー裏にも、ディテールが欲しいですね。
余ったプラ板を、それらしく貼りつけておきましょう。
肩関節を持ち上げられるように、胸部パーツの天板を一部けずっただけで この効果です。
「チャチャッとだけ プチ改造したい」
という方は、この部分だけでもやった方がいいですよ。わずか30分で劇的な効果を得られます。
あとは、なんとなくサーベルラックの底が さびしかったので 使いどころに困っていたジャンクパーツをチョイス。
コピック、アルコール綿棒で ポンポンとカンタンフィニッシュしていきます。
手首の軸が割と目立つので、幌をかぶせるとか、なにか工夫をしても良かったかもしれません。
今回、ロール軸を追加したぶんだけ ちょっと背が伸びました。
後日紹介予定の、EGジムと背比べ。
ロール軸の効果は大きいです。
わたしにとって スタンダード工作になりつつあります。
というわけで、HGUCジムストライカーの改造記事でした。