HGヘビーガンダムを白くリペイント! あの頃の狂四郎カラーを目指せ!

FA-78-2 ヘビーガンダム

ヘビーガンダムは、FSWS計画(Full armour System and Weapon System)で開発された重装甲型ガンダムである。FA-78-1フルアーマーガンダムと異なり、ガンダム本体の装甲を厚くすることで驚異的な耐弾性を獲得した。右肩には大型ビームキャノンが装備されているほか、カメラアイをガンキャノンと同等のゴーグル型にして射撃性能が向上したことから、FA-78-1で設置されていた左背部の追加センサーを廃することができた。同時に、ビームサーベルを標準装備したことで近・中距離戦闘のいずれも遂行可能となっている。ヘビーガンダムに関する報告としては、特殊部隊のデン・バザーク大佐機、90年代仕様に改修されたイングリッド0機、戦後のジオン共和国駐屯部隊機のほか、悪魔の頭部を模したブラッディ・マリーと死闘を演じた機体がある。

使用したマテリアル HG 1/144 ヘビーガンダム

ヘビーガンダムといえば、わたしの場合はMS-Xではなくて「プラモ狂四郎」なんです。

ワールドシミュレーション大会関東・東海地区決勝戦で、牛若丸のコスプレ軍団と戦ったエピソードが初出ですね、わたしの中では。

ご存知のとおり、両腕はフルアーマーガンダムのものを代用していた機体が有名かと。

その後のサッキ―竹田との決勝戦では、鉄粉入りのレジン性、かつ関節は針金というヘビーガンダムで 見事な大和魂を見せてくれました。

子ども心に、あの改造は「おお、すげえ」と感動しましたが、ヴァルケン製作で 夢がかないました(詳しくは記事参照)。

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◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

今回は、製作記事から載せていきます。

まず、コクピットブロックの彫りが甘かったので、スジボリを追加。

ヘビーガンダム 改造

100均で買ったシャーペンに、同じく100均のマチ針を仕込んだケガキ針です。

ペン感覚でケガキができるので 大変使いやすいです。安いし。

つづいて、網状のインテーク処理。

ヘビーガンダム 改造

市販のメッシュパーツを使う?

いえいえ。そりゃ、手に入るなら ぜひ使いたいですけど、そんな高級品には手が届きません。

せっかくキットのパーツが網になっているので、網目を黒く塗る作戦にします。

黒のコピックペンで塗りつぶしたあと、

ヘビーガンダム 改造

エタノールを染みらせた綿棒でさっと拭き取ると、ごらんのとおり。

(エタノールは高濃度のモノでなければ うまくいきません。ドラッグストアで売っています。)

このふき取り方は、ホントにサッとやらないと、エタノールが滲みます。

もっとも、失敗してもカンタンにやり直せるんですけど(エナメルだとパーツが割れるので こうはいきません)。

あとは、カラーリングを変えていきます。

パーティングラインと ゲート跡を ヤスリがけして処理したあと、おなじみのアクリル塗料(白)を塗っていきます。

ヘビーガンダム 改造

ご存知の方が大半でしょうが、パーツ全体をやすっておくのは、パーツのヒケをとりつつ、塗料が定着しやすくする意味合いがあります。

重ね塗り2回目。

ヘビーガンダム 改造

これは、4回目、だったかな?

ヘビーガンダム 改造

だいぶ白くなりましたね。

エッジの部分は、あえて1回分重ね塗り回数を減らしています。むろん、グラデーション効果を狙ってのものです。

HGヘビーガンダムのキットは、下地(キット色)が濃くて 自然に黒立ち上げ法に近くなると思ったので。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

というわけで、HGヘビーガンダム、完成です。

ヘビーガンダム 改造

腰のヘリウムコアブロックにある「S.K」は、ただの油性ペンの極細側で手書きしました。

背面です。

ヘビーガンダム 改造

このHG、割とスマートなんですよね。

10年前に発売されていたなら、たぶん もっとマッチョで、2ミリメートルくらい胴長・短足のスタイルになっていたと思います。

なお、今回は事情があって完成を急いでしまったんですが 厚ぼったさが目立ちますね。

肉眼では気にならなかったんですが。

ちなみに、額の赤いパーツ。

コレ、どういうわけか紛失してしまったので、樹脂粘土で作り直しました(泣)

とはいえ。

ヘビーガンダム 狂四郎

ヘビー・ガンダム バザーク

小さいパーツだったので、言われなければ気がつきませんね。

素のキットの良さが 塗りの粗さまでカバーしてくれています。

(物はいいよう。塗りの粗さが素のキットの足を引っ張ってるとも)

ヘビーガンダム バザーク

ヘビーガンダムを作ったなら、コレはやらなきゃ。

ヘビーガンダム 狂四郎

大和魂じゃー!

っと、狂四郎がビームサーベルを 自分のコクピットに突き立てる驚愕シーン。

自機もろとも、背後にまわったサッキ―竹田のブラッディマリーを粉砕します。

でも、秒単位で先に自滅してるから、競技ルール上は狂四郎の負けな気が。

フレームランチャー装備。

ヘビーガンダム バザーク

プラモ狂四郎ではフレームランチャーとシールドが 登場しなかったので、個人的にはちょい違和感。

でも、かっこいいからアリです。

ここで今回の失敗を披露。

ヘビーガンダム 狂四郎

わかりづらいですが、なんも考えずにプラ板で 前腕部アーマーのディテールアップをほどこした結果、フレームランチャーに腕が収まらなくなったんです(赤いデッパリ部分ですね)。

ランチャー側の穴を削って 事なきをえたのですが。

改造は計画的に。

なお、この前腕部アーマー。

赤い筈なんですが、当初は赤く塗り忘れ、デカールを貼ってしまったんです。

デカールを剥がして 塗り直しても良かったんですが、もったいなかったんで 作例のような色分けになりました。海苔巻きみたい。

ヘビー・ガンダム バザーク

ヘビーガンダム バザーク

ORIGIN版と銘打って 発売されたヘビーガンダムでしたが、フツーにMSXとして出せばいいのに、とも思います。

社内プレゼンの しやすさを重視したんでしょうけど、いまだに バンダイ上層部で MSVやMSXを知らない人でも いるんでしょうか??

「MSXやプラモ狂四郎で活躍したガンダムです。きっと売れます」

「よし。ワシもボンボンを読んでおったわ、ガハハ」

みたいな社内会議だったらいいのにな。

さて、なんとなーく、オリジナル装備って 作りたくなりませんか?

ヘビーガンダム バザーク

プラ板のあまりを 寄せ集めて、バルカンポッドをネオジム磁石で脱着できるようにしてみました。

が、ちょっと急いで作ったので ゴテゴテしてしまいました。

今回は いろいろ心残りができる作例になってしまいました。反省。

※ところで、小さいネオジム磁石が発売禁止になるのだとか。ガーンです。

やそろく仙人

内科医です。模型やらTRPGの愛好家です。

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