HGヘビーガンダムを白くリペイント! あの頃の狂四郎カラーを目指せ!
FA-78-2 ヘビーガンダム
ヘビーガンダムは、FSWS計画(Full armour System and Weapon System)で開発された重装甲型ガンダムである。FA-78-1フルアーマーガンダムと異なり、ガンダム本体の装甲を厚くすることで驚異的な耐弾性を獲得した。右肩には大型ビームキャノンが装備されているほか、カメラアイをガンキャノンと同等のゴーグル型にして射撃性能が向上したことから、FA-78-1で設置されていた左背部の追加センサーを廃することができた。同時に、ビームサーベルを標準装備したことで近・中距離戦闘のいずれも遂行可能となっている。ヘビーガンダムに関する報告としては、特殊部隊のデン・バザーク大佐機、90年代仕様に改修されたイングリッド0機、戦後のジオン共和国駐屯部隊機のほか、悪魔の頭部を模したブラッディ・マリーと死闘を演じた機体がある。
ヘビーガンダムといえば、わたしの場合はMS-Xではなくて「プラモ狂四郎」なんです。
ワールドシミュレーション大会関東・東海地区決勝戦で、牛若丸のコスプレ軍団と戦ったエピソードが初出ですね、わたしの中では。
ご存知のとおり、両腕はフルアーマーガンダムのものを代用していた機体が有名かと。
その後のサッキ―竹田との決勝戦では、鉄粉入りのレジン性、かつ関節は針金というヘビーガンダムで 見事な大和魂を見せてくれました。
子ども心に、あの改造は「おお、すげえ」と感動しましたが、ヴァルケン製作で 夢がかないました(詳しくは記事参照)。
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今回は、製作記事から載せていきます。
まず、コクピットブロックの彫りが甘かったので、スジボリを追加。
100均で買ったシャーペンに、同じく100均のマチ針を仕込んだケガキ針です。
ペン感覚でケガキができるので 大変使いやすいです。安いし。
つづいて、網状のインテーク処理。
市販のメッシュパーツを使う?
いえいえ。そりゃ、手に入るなら ぜひ使いたいですけど、そんな高級品には手が届きません。
せっかくキットのパーツが網になっているので、網目を黒く塗る作戦にします。
黒のコピックペンで塗りつぶしたあと、
エタノールを染みらせた綿棒でさっと拭き取ると、ごらんのとおり。
(エタノールは高濃度のモノでなければ うまくいきません。ドラッグストアで売っています。)
このふき取り方は、ホントにサッとやらないと、エタノールが滲みます。
もっとも、失敗してもカンタンにやり直せるんですけど(エナメルだとパーツが割れるので こうはいきません)。
あとは、カラーリングを変えていきます。
パーティングラインと ゲート跡を ヤスリがけして処理したあと、おなじみのアクリル塗料(白)を塗っていきます。
ご存知の方が大半でしょうが、パーツ全体をやすっておくのは、パーツのヒケをとりつつ、塗料が定着しやすくする意味合いがあります。
重ね塗り2回目。
これは、4回目、だったかな?
だいぶ白くなりましたね。
エッジの部分は、あえて1回分重ね塗り回数を減らしています。むろん、グラデーション効果を狙ってのものです。
HGヘビーガンダムのキットは、下地(キット色)が濃くて 自然に黒立ち上げ法に近くなると思ったので。
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というわけで、HGヘビーガンダム、完成です。
腰のヘリウムコアブロックにある「S.K」は、ただの油性ペンの極細側で手書きしました。
背面です。
このHG、割とスマートなんですよね。
10年前に発売されていたなら、たぶん もっとマッチョで、2ミリメートルくらい胴長・短足のスタイルになっていたと思います。
なお、今回は事情があって完成を急いでしまったんですが 厚ぼったさが目立ちますね。
肉眼では気にならなかったんですが。
ちなみに、額の赤いパーツ。
コレ、どういうわけか紛失してしまったので、樹脂粘土で作り直しました(泣)
とはいえ。
小さいパーツだったので、言われなければ気がつきませんね。
素のキットの良さが 塗りの粗さまでカバーしてくれています。
(物はいいよう。塗りの粗さが素のキットの足を引っ張ってるとも)
ヘビーガンダムを作ったなら、コレはやらなきゃ。
大和魂じゃー!
っと、狂四郎がビームサーベルを 自分のコクピットに突き立てる驚愕シーン。
自機もろとも、背後にまわったサッキ―竹田のブラッディマリーを粉砕します。
でも、秒単位で先に自滅してるから、競技ルール上は狂四郎の負けな気が。
フレームランチャー装備。
プラモ狂四郎ではフレームランチャーとシールドが 登場しなかったので、個人的にはちょい違和感。
でも、かっこいいからアリです。
ここで今回の失敗を披露。
わかりづらいですが、なんも考えずにプラ板で 前腕部アーマーのディテールアップをほどこした結果、フレームランチャーに腕が収まらなくなったんです(赤いデッパリ部分ですね)。
ランチャー側の穴を削って 事なきをえたのですが。
改造は計画的に。
なお、この前腕部アーマー。
赤い筈なんですが、当初は赤く塗り忘れ、デカールを貼ってしまったんです。
デカールを剥がして 塗り直しても良かったんですが、もったいなかったんで 作例のような色分けになりました。海苔巻きみたい。
ORIGIN版と銘打って 発売されたヘビーガンダムでしたが、フツーにMSXとして出せばいいのに、とも思います。
社内プレゼンの しやすさを重視したんでしょうけど、いまだに バンダイ上層部で MSVやMSXを知らない人でも いるんでしょうか??
「MSXやプラモ狂四郎で活躍したガンダムです。きっと売れます」
「よし。ワシもボンボンを読んでおったわ、ガハハ」
みたいな社内会議だったらいいのにな。
さて、なんとなーく、オリジナル装備って 作りたくなりませんか?
プラ板のあまりを 寄せ集めて、バルカンポッドをネオジム磁石で脱着できるようにしてみました。
が、ちょっと急いで作ったので ゴテゴテしてしまいました。
今回は いろいろ心残りができる作例になってしまいました。反省。
※ところで、小さいネオジム磁石が発売禁止になるのだとか。ガーンです。