ダンバイン40th記念 HGサーバインを改修 ーその1ー関節をクラック塗装
もはや恒例になっていますが、プレミアムバンダイでは 年に2-3回ほどの頻度で 仰天リリースが発表されます。
ジムスパルタンやギャン・クリーガーなどは記憶に新しい機体でしょう。
HGサーバインの発売も、そんなニュースのひとつでした。
ほぼすべてのファンたちが、よろこびとともに「なぜ?」と思ったことでしょう。
それもそのハズ。
ダンバインのアニバーサリーでもなく、ダンバイン関連が 特に盛り上がっていた背景も 希薄だったからです。
強いて言えば、オーラファンタズムのアクションフィギュア化が 進行していたくらいですが。。。
リリースの謎は深まる一方です。今回は、そんなサーバインの製作記事になります。
オーラバトラーのプラモデルは、総じて酷評が多いです。
その理由として、
●主に背部のオーラコンバーターに重心を持っていかれてしまい、自立保持がむずかしいこと
●生物感を表現するのがむずかしいこと
が挙げられます。
さて、HGサーバインではどうだったでしょうか?
まずはランナーを見てみましょう。
このようなランナータグを見られる日が来ようとは。
わたしは、いつもはランナーの洗浄はせずに さっさと工作にとりかかってしまいます。
どうせ表面をガシガシと削るし。
でも、今回はちょっと試したいことがあり、ごく少量の食器用洗剤を使いながら、パーツの離型剤を洗い落としました。
その「試したいこと」とは、これです。
のりです。
フツーの、事務用品でつかう、のり。
これをうすく関節部分に塗り、乾く前に、アクリル塗料(100均)を塗りこみます。
クラック塗装法ですね。
ひび割れを表現するのに 使われる技法です。
ただ、のりが乾くタイミングを 合わせるのがむずかしく、わたしも試行錯誤でやってみました。
このテカテカ感は、明らかにフツーの塗装では見られません。
乾くとこんな感じに。
部位によって、色に変化をつけてみました。
さて、お気づきの方もおられるでしょうが、今回はパーツを組み立てる前のランナーの状態で クラック塗装をしてみました。
ひび割れ、かつスジの入り組んだパーツなので、合わせ目とゲート跡が目立たないと思ったからです。
ランナーの状態で塗ることができるなら、その方が一度に塗装できてラクですよね。
さて、関節ののりが乾くのを待つ間に、他の部位にとりかかりました(実際、パーツを持つのに 支障がない程度まで乾くのに 一晩かけましたが、さらにひび割れが 進行するので、二晩乾かした方がよかったです)。
このHGサーバインは、メカ目と生物目を選択できます。
サーバインといったら、鎧を着こんだ怪獣といったイメージなので、迷うことなく生物目をチョイス。
これは、先んじてスミ入れを 済ませたところです。
ヘルメットから目がのぞく部分は、ほんの0.5ミリメートルひろげました。
背中のこの穴には、デザインナイフをわざと 引っかからせてモールドをいれておきます。
ここに羽根が入るので、スキマをひろげすぎないように。。。
微妙な部分ですが、完成後に密度が増しました。
→「その2ーコクピット開閉工作ー」につづく。
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