1/72 ヴァルケンをスクラッチ! 製作記-その3-

さて、レジンで複製した胴体。

VALKEN resin cockpit

左の大きめのレジンパーツは、失敗作です。

胴体を丸ごと複製したモノなのですが、レジンを均一に流しこまなかったため、凸凹になってしまったんです。でも、こういうとき 100均素材だと気がラクですね♪

一方、右側のL状のレジンパーツは コクピットを上下に分割して複製したモノで、今回はこちらのパーツを使うことにします。

なぜ上下に分割したかって? 当然、コクピットの開閉ギミックをしこむためです。

コクピット内部は プラ板で作りこんでいこうと思います(写真のL状に組んだプラ板パーツが、コクピット内部の土台になります)。

ここで こだわったのは、

「ゲームのオープニングムービーを再現したい♡」

という目標です。

スーファミ版ヴァルケンでのオープニングムービーでは、揚陸艦バーシスの格納庫から 出撃するシーンが描かれています。

VALKEN opening オープニング

このとき ヴァルケンの コクピットが閉まり、機体がゆっくりと動き出す、というロボ魂を揺さぶる 絶妙の演出がなされています。

このコクピット開閉シーン。よく見ると 肩が後方から前方にせり出しているんです。

正確にはスライドしてくる、といいましょうか。。。

そこで、

ぜひとも、この肩のスライド機構も再現したい!

かつ、EGガンダムばりに いかり肩可動もさせたい!

さらに、元キットで出来なかった、肩の外転をさせたい!

無謀にも、そんなことを考えながら ギミックを練りに練りました。

コクピット内部の製作を先行してしまうと、肩周辺のギミック製作に 支障が出るでしょう。

なので、コクピットの製作は 後回しにして肩関節をしこむことを優先しました。

そうして できあがったのがコチラ。

VALKEN 肩 shoulder

どうでしょう。

肩関節は、丸いプラ棒(ガンプラのKPS製ランナー)を軸とすることで 怒り肩にすることが可能になります。

さらに、この丸いランナー軸自体が ヴァルケンの側面装甲内と 背部ランドセルの間を 前後にスライドするのです。

この機構なら、肩関節を挙げたり、前後にスライドさせたりすることが可能になります。

VALKEN shoulder

肩可動のクリアランスを確保するために、ちょっとコクピットが狭くなっちゃいましたけど。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

さて、コクピット内の製作は、といいますと。

VALKEN cockpit

ピントがブレていますね。

チマチマとプラ板を貼り合わせて、コクピットシートを つくっていきます。

この工作が一番楽しかったですね。

ヴァルケンってどう操縦するんだろうって 妄想しながらの作業♪

VALKEN cockpit

一応、操縦桿やフットペダルまで つくってみました。

下地用にブラックを塗ったあとの写真だと ちょっとわかりづらいですね。

パイロット視点。

VALKEN cockpit

正面モニターのデザインは、ゲームオーバー画面を参考にしました。

<SFCヴァルケン>の第2ステージで 岩に激突して この画面を見ることになったプレイヤーも多いのでは。

さて、下地を塗る前は こんな感じの構成です。

VALKEN cockpit コクピット

実際は、さらに側面装甲も追加されます。

写真右下のパーツが天井になるのですが、導線を張っただけで グッと情報密度が上がりました。

さて、コクピットの開閉ギミックですが、

VALKEN cockpit ヴァルケン コクピット

これくらい開きます。

支柱としたのは、事務用品のクリップです。

クリップの直線部分を適切な長さに切って レジンで機体背面に接着。

あまった曲がりカドの部分は、コクピット天井に手すりとして接着しました。

側面からコクピットをのぞくと、こんな感じ。

VALKEN cockpit ヴァルケン コクピット

写真を撮り忘れてしまったのですが、このあと 側面装甲と天板との間に0.5ミリメートルくらいのビミョーなスキマができてしまいました。

気にしなければすむのかもしれませんが、ディテールアップも兼ねて側面装甲上部にプラ板をとりつけました。

VALKEN cocpit ヴァルケン コクピット 自作

サーフェイサー代わりに、グレーのアクリル塗料を塗って 表面処理の確認をしている写真ですね。

uvレジンは透明なので、色をつけてみないと 穴や傷がわからないんです。

行き当たりばったりの部分もありましたが、割と思ったとおりに つくることができて よかったです。

次は腕のアームパンチ機構と関節部分の工作ですね。

やそろく仙人

内科医です。模型やらTRPGの愛好家です。

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