Gフレームを魔改造して、1/144 ヘビーガンをつくろう!【完成】
RGM-109 ヘビーガン
ヘビーガンが、宇宙世紀102年に立ち上がった「モビルスーツ小型化計画」に応じるかたちで、アナハイム・エレクトロニクス社が開発した最初期の小型モビルスーツである。ヘビーガンは軽量化とアポジモーターの増設の恩恵をうけ、従来のジェガンタイプとくらべて、機動性が向上している。しかしながら、高額な大型モビルスーツの供給を求めるアナハイム社の開発意欲は低く、ヘビーガンの性能は地球連邦軍の要求した性能に達していなかった。このアナハイム社の態度に見切りをつけたのが、当時の軍事コンサルタントを主としていたサナリィ社であり、ヘビーガンの発表が同社による小型モビルスーツの独自開発のきっかけとなったといわれている。なお、本機は現地兵たちからは「ヘビガン」と呼称されることも多かったようである。
使用したマテリアル Gフレーム ジム・カスタム
石粉粘土
樹脂粘土
プラ板
クリアーパーツのランナー
uvレジン
ジャンクパーツ(HGUC GP01のビームライフルなど)
というわけで、コチラとしても ヘビーガン、またはヘビガンさんに 1/144サイズでの小型モビルスーツ開発の先陣をきってもらうことにしました。
もともと ヘビーガンのデザイン自体、「F91」の企画段階で 富野監督が大河原邦男先生に「シンプルなやつを」とオーダーされたものですから、作りやすいのではないかと考えていました。
(もちろん、シンプルなデザインほど ごまかしがきかないのですが。)
Gフレームという素材自体が良質なので、可動もバッチリでした。
この調子で、1/144サイズで未立体化のモビルスーツをスクラッチしていきたいと思います。ベルガ・ギロスとか、バタラとか。
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◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
正面です。
塗装に だいぶ助けられている部分があります。
ライフルは、ジャンクパーツに埋もれていたガンダムGP01のビームライフルを改造しました。
GPシリーズの部品って、改造に使えそうで使えないんです。
歴史の闇に葬られた設定なので、パーツを丸々流用しにくいんですよね。
バックパックは粘土製です。
違和感は少ないのではないかと思うのですが、いかがでしょう。
もとのフレームが優秀なので、割といろんなポージングを楽しめます。
シールドの裏はこうしてみました。
切り落としたジムカスタムの肩パーツで ディテールアップしつつ、サーベルラックはジムカスタムの前腕部装甲を流用。
ひとつ失敗したのは、サーベルの塗装が剥げることでした。
もうすこし なんとかならなかったかなぁ。
近写。コントラスト設定が強すぎて、実物よりもざらついて見えてしまいましたが。。。
100均の素材で お手軽にスクラッチできるなら 及第点ですね。
関節ギミックに手をつける必要がないぶん、スクラッチの手間が半減です。
Gフレームを芯にすれば、どんな小型モビルスーツも 可動モデルで立体化が可能でしょう。
ちょっとオマケ。
ジャンクパーツの中から、旧キットの1/144 リ・ガズィの前腕部装甲を持ち出しました。
内部をかるく削りこむだけでフィット。ミサイルランチャー装備型ですね。
なにげに 腰にネオジム磁石を埋めたので、劇中と同じようにビームライフルを懸架できます。
ピンボケのせいで わかりにくいですが、手パーツは黒い樹脂粘土で整形しなおしました。
大きさ比較:小型モビルスーツと。
以前製作したHGUCのF91が 行方不明になったので、ファントムを並べてみました。
ほぼ同サイズですね。
一方、HGUCのνガンダムと比べると どうでしょう?
大人と子どもくらいの差がありますね。(汗)
おなじ1/144なんですが、なんだかνガンダムの方が 1/100に見えてきます。
というわけで、Gフレームを芯にしながら、1/144ヘビーガン(ヘビガン)に魔改造した作例でした。
F90あたりチャレンジしてみたいですが、あのミッションパックすべてを自作する気にはなれません。。。