ダンバイン40周年! HGABビルバインを原型がなくなるほど改造した【その1】

2023年はダンバイン40周年記念の年です。

そこで、サーバイン、そしてダーナ・オシーにつづいて、今回はHGABビルバインを工作してみました。

プラモ狂四郎で、かの「魔改造」の生みの親、南郷快山にリベンジを果たした機体としても 印象深いです。

もちろん、スパロボでの無双っぷりもサイコーです。

hg ビルバイン 改造

が、このビルバイン。

他サイトさんでも酷評をされているとおり、なかなかの難キットでした。。。

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デザイン上の制限と 変形機構のためなのですが、

1)まず、股関節がハの字に広がらず、立ち姿がパッとしません。

「大股開きで見栄を切る」というオトコらしいポージングができないんですね。

2)つぎに、肩関節がほとんど あがりません。パッケージ写真くらいが限度です。

なので、オーラソードを振りかぶるとき、前後方向へのスイングくらいしかできないのです。

3)腰も うごきません。

なので、腰をひねったポージングが決まりません。

 ほかにも、パーツが脆弱であるとか、初心者泣かせの気になる点が いくつかあります。

 あと、個人的な好みで オーラバトラーはハイファンタジー路線に寄せていきたいので、オーラファンタズム的な外見に変更したいところです。

 そのためには、ロボロボしい部分を撤去せねばならず、改造範囲が全身に およびそうでした。

が、だからこそ改造しがいがある」というものです。

 そういうわけで、今回の製作のテーマは、

「腰、肩、股関節をなんとかしながら、HGサーバインと並べても遜色がない見た目にする」

にしようと思います。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

というわけで、まずは股関節にとりかかります。

大腿部の受け穴を広げるだけで 可動クリアランスを確保できるようですが、わたしの場合は 股関節の前後スイング機構と ロール軸を設ける方針にしました。

ちょうど、股関節パーツが市販の改造パーツとフィットしました。これを利用しない手はありません。

hg ビルバイン 改造 股関節

先に述べておきますが、この作戦、やがて失敗します。。。

とりあえず、このまま眺めていってください。

hg ビルバイン 改造

ポールジョイントのオス側を、関節パーツにとりつけてみます。

写真のようにピンバイスで穴をあけたのち、針金を芯にして接着固定するのです。

hg ビルバイン 改造

とりあえず、こんな感じになりました。

補強と関節溝のディテールアップのため、石粉粘土を盛りつけます。

hg ビルバイン 改造

つづいて、太腿パーツの上部を切り取ります。

ここに、ロール軸の受け穴をつくるのです。

hg ビルバイン 改造

ロール軸の受けには、ジャンクパーツから取り出したポリキャップを使います。

太腿パーツの内部に 石粉粘土を詰めて ポリキャップを埋めたとき、ズレてガタつかないように、ポリキャップの表面を荒らしておきます。

hg ビルバイン 改造

こうしてやることで、ポリキャップの傷に周囲の粘土が食いついて、ガッチリ固定されます。

ロール軸は、ランナーをT字状に切り取ったあと プラ板で箱組みしたものを芯にして製作します。

hg ビルバイン 改造

このあたりはシンプルな基本工作ですね。

股関節の受けとなるポールジョイントも挟みこんでおきます。

hg ビルバイン 改造

うん、大雑把。

でも いいんです。外表は樹脂粘土で覆っていく予定なので、頑丈であればOKです。

これで、近年のHGシリーズ並みの可動範囲になります。

と、思っていたら悲劇が。

hg ビルバイン 改造

股関節の前後スイング機構の動作確認をしていたら、ミシミシといって、ポキッと折れました。

これ、すっかり完成してから起こらなくて良かったです。

折れた原因は、接着剤が 可動軸にまで染み込んだせいでした。

まあ、ケガの功名といいますか、あの市販の関節パーツのままだと、どうも股関節が 横にひろがりすぎていたんです。

HG ビルバイン 改造 股関節

なので、もう少し股関節の横幅を 詰めるようにサイジングし直して、関節パーツを新造しました。

写真の端っこに映っていますが、脚部全体には樹脂粘土を薄く盛って、表面の造形をおこなっています。

道のりは まだまだ長そうです。その2へ。

やそろく仙人

内科医です。模型やらTRPGの愛好家です。

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