ダンバイン40周年! HGABビルバインを原型がなくなるほど改造した【完成】

ビルバイン

ビルバインは、ナの国が開発した最強のオーラバトラーの一体である。オーラソード、ワイヤークロー、一対のレール式オーラキャノンのほか、最新のオーラソードライフルを装備している。ビルバインの最大の特徴は、コクピットブロックが頭側に回転移動することで、ウィングキャリバー形態に変形する点である。この変形時には、音速を超える高速飛行を実現するとされており、一撃離脱戦法や、遠く離れた戦地への速攻も可能であった。本機はナの国の女王、シーラ・ラパーナから聖戦士ショウ・ザマの手に委ねられ、最終決戦まで戦い続けるのであった。

 

使用したマテリアル HGAB ビルバイン

100均の樹脂粘土、石粉粘土

100均のアクリル塗料、トップコート

100均のネイルアートシール

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今回のビルバインは 製作の途中で行き詰まり、ギャン・クリーガーヘビーガンダムの製作に逃げるなど、なかなか難産でした。

それというのも、胴体部の機構のアイディアが浮かばなかったためです。

肩の可動範囲を 拡げたいけれども 変形機構も両立させたい、という思い。

それに、HGサーバインと並べたいので ヴェルビンっぽさも出したい、という思い。

これらの欲望が、製作のハードルを上げてしまったんだと思います。

とはいえ、わたしも ビルバインを作りながら 粘土細工のコツが掴めてきたような気がしています。

いろいろと雑に作ってしまったシュメルツや 高機動型ガンダムあたりを 作り直したいなあ、とも思いますね。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

まずは正面と背面。

hg ビルバイン 改造

hg ビルバイン 改造

ごらんのとおり、前回の最後にお見せした謎の写真は、尻尾でした。

本来、ビルバインに尻尾なんて ありませんが、後でお見せする変形形態を眺めながら、なんとなく つけてしまいました。

まあ、ズワウスと対極になりそうなので 個人的には気に入っています。

なお、この尻尾の造形は、フェイオーを参考にしていますが、割としっくりきますね。

内部にはハンダ線を仕込んでいるので、それなりに可動します。

こちらは 降着姿勢。

hg ビルバイン 改造

スネの部分を拡大してみましょう。

hg ビルバイン 改造

ホントは装甲同士を連結する網にしようと思ったんですが、内部組織みたいになりましたね。

強殖装甲っぽい。

装甲前面に こういう繋ぎ目があるのもどうか とは思ったんですが、元デザインを活かしたのと、模型的な楽しみを優先しました。

右斜めからの撮影。カメラの調子が悪くて、どうも光が強いです。

hg ビルバイン 改造

右目が二つあって ちょっとキモイかな。

オーラソードを収める鞘には、100均で買ったチェーンをデコレートして、懸架させています感を演出。

で、こちらが左斜めから。

hg ビルバイン 改造

左目は一個で、ギョロリとしたサーバイン風に。

上腕部にもモールディングを施しています。

肩は 大型化しようか最後まで迷いましたが、ビルバインは重装騎兵というよりは 竜騎兵に近いポジションなので、小型なままで 良かったかな、と思います(ネオジム磁石を仕込んで、アーマーを追加可、という仕上がりにしても良かったかな)。

太ももには 装甲をつける予定でしたが、激しくポロリするのでやめました。

代わりに、ツノをそれっぽく配置。ウネウネした筋繊維に囲まれていて、生物感満載です。

オーラキャノンの発射体勢。

hg ビルバイン 改造

hg ビルバイン 改造

コイツで南郷快山を撃破するんですな。

キャノンには しんちゅう線を追加して、18ー19世紀の銃っぽくしました。

銃といえば、オーラライフルもこのように。

hg ビルバイン 改造

すっかり旧世紀の歩兵銃ですね。

塗装で木目をつけて、「バイストン・ウェルで最高硬度の木で製造された」ってことにします。

こういう妄想が楽しいんです。

このオーラライフルは、本来はオーラソードライフルなのですが、ビームサーベルのような オーラの噴出口を残すかどうか躊躇しました。

技術レベルが追いついているのか疑問だったからです。

hg ビルバイン 改造

けっきょく、ビームサーベル形式はやめて、銃剣式にしました。

刃は短剣というよりも ほぼナイフに小型化して、あまり自己主張しないようにさせています。

オーラソードを抜刀。

hg ビルバイン 改造

やっぱりオーラバトラーは 剣でのインファイトがメインですね。

そのあたり、サーバインは「剣しかない」ので、ある意味ふりきれています(ゲームでは使いにくいですが)。

hg ビルバイン 改造

hg ビルバイン 改造

あまり目立たないかもしれませんが、このビルバインを真横から見てみましょう。

hg ビルバイン 改造

すこしだけ、肩の位置が背部に寄っているのが おわかりかと。

製作記事をごらんいただいた方は、今回のビルバインにおいて 肩と胴体の連結方法が、人体と同じ肩甲骨を介した仕組みであることを 覚えておられるかと思います。

つまり、このビルバインの肩は、胴体に直接接続されているのではありません。

胴体の背中側に位置する 肩甲骨パーツを介しているのです。

こうした機構上、ちょっとだけ肩が背中側に寄ってしまったんです。

肩甲骨パーツを曲面にしておけば、もう少し方が前面に迫るようになったかもしれませんね(でも、そうなると強度が問題かな)。

続いて、ウィングキャリバー形態がコチラ。

hg ビルバイン 改造

hg ビルバイン 改造

じつは、ビルバインの首を太くしたために、ぜんぜん収納しなくなったんです(泣)

なので、変形形態はスマートな猛禽類のシルエットにはならず。

どちらかというと、四本足の獣に見えてきたので、せめて迫力を出したいと思い、尻尾をつけたのでした。

ウィングキャリバー形態のときに下半身が さびしい感じがしたので、尻尾が追加されたことで 絵面のバランスが良くなった気はしています。

ダーナ・オシーとの共演。

hg ビルバイン 改造

そして、サーバインとの共演。

hg ビルバイン 改造

こうして並べると、サーバインが ずいぶんデカいのがわかります。

両方とも1/72サイズなんですけど。

まあ、オーラコンバーターが小型化したり、固定武装が増えていたり、と オーラバトラー開発競争の流れが伝わるかもしれません。

むかし 作ったショウっぽいのとツーショット。

hg ビルバイン 改造

ビルバインは8.8メット(8.8メートル)ですから、まあまあ設定通りのサイズに収まりましたね。

今回、変形機構も残そうとしたのが ハードルを極限まで高めた原因だったと思います。

サクッといきたい方は、思い切って変形機構をカットするのもアリだと思います。

ではでは。

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やそろく仙人

内科医です。模型やらTRPGの愛好家です。

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