100均素材でみちがえる! EGガンダムをジムに改造しよう!【完成】
RGM-79 GM(ジム)
一年戦争で前線に配備されたRGM-79 GM(ジム)は、戦場を選ばぬ高い汎用性を示した。とくに、標準装備されたビームスプレーガンは、ジオン製モビルスーツで使用される強化チタン装甲を貫通する威力を有しており、基礎技術に優れる連邦軍の大きなアドバンテージとなった。戦後は近代化改修を受ける機体が大半であったが、なかには実験用装備で技術検証に用いられる機体もあったという。
使用したマテリアル EGガンダム
100均の樹脂粘土
100均の石粉粘土
100均のuvレジン
100均のアクリル塗料
アルミホイル
エントリーグレード(EG)のガンダムは G3作例で いちど取り上げましたが、ジムへの改造の素体としても超優秀です。HGUCジムと 並べたいがために、EG版ジムを さくさくと製作しました。
ハッキリ言って HGUC版ジムよりも、よく動きます。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
正面はこちら。
握り拳を作れば、もっと印象が引き締まったかも。
EGガンダムは 可動を活かすために関節のスキマが 広く設けられています。
たとえば膝関節ですかね。
スキマ隠しでも自作して ふくらはぎの上に 設置しようかとも思いましたが、今回は沼にハマらず さくさく作りたかったので割愛。
もっと寄って撮影。
EGガンダムは 肩のラインが上方に寄っているぶん、短頸になりやすいかと思い、わずかに首を長くしました。
そのおかげで、顎を引いたポーズが とれるようになりました。
頭部の外表はレジン製で、内部には樹脂粘土を詰めています。
で、粘土を詰める前に、ゴーグル部分には裏から(内部から)アルミホイルを当てておきました。
光の当たる角度によって ギラつき、ゴーグル部の存在感が高まります。
ゴーグル部のレジンには、ブルーレジンを混ぜたので アルミホイルの色味も変わり、「アルミのまんま」感がなくなっています。
そうそう、言い忘れていましたが、ビームスプレーガンもレジンで複製しました。
複製した頭部とスプレーガン。おなじみのアクリル塗料で塗装しました。
ランドセルは 右側のサーベルラックを切断して、プラ板でフタをしています。
こちらは真下から。フロントアーマーのスプリング接続が 見えるでしょうか?
ジム撃ち! ですが、HGUCジム(一番機)よりも かっこよく見えますね。
めぐりあい宇宙って感じに撮影。
そうそう、シールドはGフレームのジムのものを流用しました。なので、ちょっとサイズが小さいです。
ビームサーベルも構えさせてみます。
これなら、ドムを両断できそうですな。
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ところで ハナシは逸れますが、「ジムのカタログスペックはガンダム並」とよく聞きますよね?
ジェネレーター出力はガンダムに やや劣るものの、スラスター推力はガンダムと同じ、さらにガンダムよりジムの方が軽いので、実はジムの方が機動性が高いのでは、とか。
わたしは 長いあいだ このハナシを真実と思っていたんですが、さいきんは ちょっと考えを変えました。
(以下、ちょっと長い考察です。)
ガンダム話なんて 後付けと解釈の仕方がすべてなんですが、やっぱりこのガンダムとジムの差には 違和感があるんです。素直に考えて ガンダムの方が強い筈なんですよ。
そんななか、他サイトさん(『gurenekoのメモさん』です)で考察をしていたハナシに 思わず膝をうったんです。
きっかけは、「そういえば 5倍以上のエネルギーゲインって、なんだろう?」と ふと思ったときでした。
アレです、アムロが初めてガンダムに乗ったときの つぶやきですね。
「5倍」というからには、なにかと比較して5倍なんです。
子どものときは、ザクの5倍と思っていたんですが、アムロがザクのデータなんて知るわけがないですよね。
じゃあなにか、というと アムロが手にしていた「V作戦」のガンダムの操縦手引書しか ないんです。
手引書に書かれているエネルギーよりも 5倍もゲインしているってことなんです、たぶん。高確率で。
そもそも<ゲイン>ってなんですか、というハナシですが、これは入力と出力の比です。
なので、RX-78ガンダムには「10のパワーが50のパワーになる」という、強烈な仕組みが組み込まれているに違いないんです。
そりゃ、機械オタクのアムロ少年に「すごい」と言わしめる性能なわけです。
あのカタログスペックにしても、カンタンに 民間人であるアムロの手にわたってしまうくらいですから、真贋定かではないシロモノです。
対諜報用の、ニセモノのマニュアルかもしれません。
仮に、あのマニュアルがホンモノだとしても、ガンダムはそれを5倍に出力してしまうんです。なので、カタログの数値のみで ジムと比較するべきではないんです。
わたしとしては、 カタログスペックに記載された数値の5倍が、ガンダムの真のスペックだと思いたいです。
そう考えると、劇中のスーパーロボット的なパワーと、ジムのへたれっぷりの説明が つきそうなんです。
死神サンダース軍曹だって言っていたじゃないですか。
ガンダムを「ジムとはけた違いだ」って。
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さて、EGジムに話題を戻しましょう。
この作例には ちょっとオマケを追加しています。
機体各部にネオジム磁石を埋めこんでいるのです。
その磁石に装着できるように、増加装甲を用意しました。
電撃ホビー誌の付録だったバックパックと ツインビームサーベル、ミツマタサーベル、スモールシールド。
それらに、ヘビーガンダムの胸部と膝アーマーを レジン複製したパーツを用意しました。
ビームジャベリンは 子どもにあげたので、レジン複製したものを用意。
まずはコレ。ダース・モール?
いえいえ、MG版ジムが発売されて間もないころ、当時のHJ誌で活躍されていたモデラ―、石田さんのジム・ライトアーマーの作例をイメージしました。あのショートバズとか けっこう記憶に残っているので、ジムスパルタンのセミスクラッチ作例にも影響が出ていたりします。
では、増加装甲をばっ!
ジムのジェネレーターで あんなビームキャノンを撃てるんかいっ、とツッコミたくなりますが、あのバックパックに 追加ジェネレーターや放熱システムが 組み込まれているってことにしてください。
動きが鈍重になるので、長柄の武器が必要なんですねえ。
ジム・ストライカーのスピアよりもエネルギー消費が激しそうですね。
こちらのショットは、ジム・キャノン風に。
なかなかプレイバリューの高い作例になりました。
これも、本体のエントリーグレードが サクサクと組めるからこそ、遊びとオマケを作る余裕が できたおかげだと思います。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
わたし、かなりのジム好きなんです。ここ数年でやっとジオンも好きになり、「ようやく自分も大人になったなあ」と実感しているところです。
さて、HGUCジム二番機のときに、レアなジャック・ザ・ハロウィン隊版のMS in ACTION!を紹介しました。
今回は もっとレアなのを紹介します。
それがコチラ。
そう、ハイパーガンダムのジムです。
これは1999年に∀ガンダムのテレビ放送がはじまったときに、各コンビニで販売されていた食玩です。
サイズは、いまのGフレームシリーズと ほぼ同じくらいですね。
可動域を部分可動に抑えたぶん、造形がバツグンにいいんです。
ハイパーガンダムのシリーズは けっこう続き、わたしもダンボール一個分収集していたんですが いまは大部分を処分してしまいました。
でも、このジムは残しておきました。
なぜかというと、61式戦車が付属していたからです。
わたしが知るかぎり、約1/144サイズの61式戦車は このキットでしか一般販売されていません。
HGUCのザク地上戦セットにも61式は付属しているんですが、2000年前後はHGUC黎明期で、地上戦セットなんてまだ先の未来キットでした。そもそも、地上戦セットに付属した61式戦車は、61式5型であって テレビ版でジャブローで踏みつぶされるアレじゃありません。
そういうイミでも、このジムは捨てられなかったんです。
というわけで、わたしの所有するRGM-79ジムに 一同に集まってもらいました。
連邦軍の部隊編成ルールにのっとれば、二個小隊になりますね。
あとは他のジムバリエーションとの混合部隊にすれば、一個中隊は余裕です。
EGガンダムを使って、また何か作りたいですね。ではでは。
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